ディズニープラスオリジナル作品、「ボー・ピープはどこに?」の紹介と感想です。
トイ・ストーリー4で再登場となったボー、3の裏ではこうやってたくましく生きていたんだな。
基本情報
原題「Lamp Life」2020 8分
Written & Directed (脚本・監督) by Valerie LaPointe (「トイ・ストーリー4」の脚本)
Produced (プロデューサー) by Marc Sondheimer (「ひな鳥の冒険」のプロデューサー)
Executive Producers Pete Docter , Jonas Rivera
Disney+オリジナル作品
概要
ボーと再会したウッディは、ボーにこれまでに何があったのかと質問します。
そこでボーは、ウッディたちと離れてから迷子のおもちゃになるまでに一体何があったのかを話し始めました…。
どんな作品?
時系列としては「トイ・ストーリー4」の後という感じですが、そこで話されるボーの過去話がメイン。
なので「トイ・ストーリー2」の後から「トイ・ストーリー4」までの間にボーがどこで何をしていたのかというのが本作の内容です。
4のキャラクターが登場するので4を観た後に続けて観ると良いかもしれない。
スピーディーな展開で楽しくCGがとても美しいのでシリーズを見ていない方にもお勧めしたい気持ちになります。
もちろん、トイ・ストーリーファンは必見です。
感想(ちょっとしたネタバレに注意)
好きなポイント、好きなシーン
陶器製の人形で洋服は布製なんてすごく手が込んでますよね。赤ちゃんじゃないけどほしい…。
昔の服のボーをこのクオリティの3DCGでたくさん観られるだけで私にとっては嬉しすぎる作品。
最初の女の子が小さいときにボーで遊んでいる姿が可愛らしくて大好き。
あとはアンティークショップで猫にくっつかれているところ。ぎゅーって丸まるように伸びをする猫がリアル。
人間がそばにいてもこっちを見ていなければ表情を変えたりする結構大胆なボー。
たくさん表情を見ることができてうれしいけど、ハラハラもします。
あとは陶器製であるところが、やっぱりウッディやバズたちを観ているときとは違うスリルを生んでいます。
ボーはこうしてたくましくなった?
4での再登場時、別人のようにたくましくなっていたボー。
その理由が察せられるほどの波乱万丈な人生を送っていたことが分かる本作。
ウッディたちが大きくなったアンディの部屋で退屈していた一方そのころこんな冒険をしていたなんて、そりゃたくましくもなるか。
アンティークショップに着くまでは本当に一人きり(ヒツジはいるけど)で生きてきたんだな。
(女の子の部屋にはバービーがいたけど、ボーとの会話シーンはなし。本作中は交流がないだけで、画面の外では仲良くしていたんだろうか。)
最後の発言からちょっと話を盛っている可能性がありますが、私の想像では盛っているのはアンティークショップの件だけで、それまではおおよそ事実なのではないかなと思っています。
実はおもちゃではないボー
ボーって正確にはおもちゃじゃないんですね。
過去作品でアンディがあまりに自然にボーで遊んでいたので何も気が付きませんでした。
ライトが2種類ついていて、土台が光るとオルゴールの音が流れる贅沢なランプ。カワイイ。
その特性上、子供が赤ちゃんじゃなくなるとすぐに手放されることが多くウッディのアンディに対する思いのような持ち主への強い想いは持ちにくいようです。
もともと(1の時から)クールな女性だったしね。
本人は自身をおもちゃだと考え子供に遊んでもらうことが幸せのようですが、持ち主の子供(赤ちゃん)に対する未練は見せません。
ここはウッディ(少なくとも3までのウッディ)と全く違うんだなというのが印象的です。
ウッディとボーの絡みは最高!
本作の序盤と終盤にウッディとボー(とギグルとヒツジ)が話しているシーンがあるのですが、ウッディとボーの仲良さそうなやり取りが見られるのが嬉しくて。
4でもあったのかもしれないけどちょっと他に強烈な出来事や新しいキャラクターなどの刺激が多すぎて正直それどころではなかったんです。
ウッディのぽかんと開いた口をボーが杖でくいっと閉じたり、ウッディの腕に杖をひっかけて引き寄せたり。
1の時からあった2人のやり取りをまた見られることにちょっと感動するのでした。
あとがき
どんどん増えていくトイ・ストーリー関連作品。ピクサーではだんとつの作品数ですね。
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