ディズニープラスオリジナル作品、SPARKSHORTSアニメ映画「夢追いウサギ」の紹介と感想です。
アナグマはトトロにインスパイアされていると思う。(個人の意見です)
未視聴の方向け
基本情報
原題「Burrow」2020 6分
SPARKSHORTS(スパークス 奇跡の瞬間)作品のひとつ
脚本・監督(written and directed by) Madeline Sharafian
制作(produced by) Michael Capbarat
あらすじ
夢のマイホームを作るため、地面に穴を掘り始めたウサギ。ところが穴の中には様々な生き物が住んでいて、しょっちゅう誰かに出くわします。
彼らから逃げるようにウサギは深く深く掘り進めていきます。しかし、あまりに深く掘ったため水源にぶつかってしまい…。
どんな作品?
クラシック音楽が印象的なセリフなしの2D手描きアニメーション。
土の中で暮らすかわいい動物や生き物がいっぱい登場し、柔らかいタッチも相まってまるで絵本の挿絵が動いているよう。
登場人物に嫌な奴がいないので疲れた心にも優しい。
なんでも一人で頑張ってしまう人、なかなか遠慮して自分の意見を言えない人はこの作品から是非勇気をもらってください。
視聴後の方向け
感想
こういう絵本みたことあるような?というような優しく温かいタッチで描かれたお話。登場人物も内容も優しい。
最初はウサギに辛いほど共感してしまって見直すのに勇気がいるほど。
セリフはないので想像ですが、自分の希望を引っ込めれば波風立たないだろうと言わんばかりにどんどん自分にとっては不便な(玄関は地表にあるので)下へ下へと掘っていくところが…。わかる…。
モグラとネズミに出会ったときにも、ここに家を作りたいことを打ち明けて場所を少し譲ってもらえばよいものの、ウサギと同じくその発想が全くないまま「よそへ行くしかないか…。」と思いながら観てしまいました。
起承転結の転はウサギが誰にも相談できなかったせいで全員の家を水浸しにしてしまうのかと思ったので、そこまで血も涙もない展開じゃなくて本当に良かった。
アナグマに助けを求めるウサギの泣き方が可愛すぎる。ウサギの勇気と可愛さが詰まっているシーンで、ここが一番好き。
クラシック音楽にアニメーションの動きを合わせているところに古いディズニー短編アニメやファンタジアに似たものを感じて懐かしい気持ちになりました。
SPARKSHORTS(外部リンク)