ピクサー短編「誕生日シンドローム」:大人は子供の延長線上でしかない

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ディズニープラスオリジナル作品、SPARKSHORTSアニメ映画「誕生日シンドローム」の紹介と感想です。
素敵なお姉ちゃんだなぁ。

「誕生日シンドローム」サムネイル
画像:「Disney+」より
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未視聴の方向け

基本情報

原題「Twenty Something」2021 8分

SPARKSHORTS(スパークス 奇跡の瞬間)作品のひとつ

脚本・監督(written and directed by) Aphton Corbin(「ソウルフル・ワールド」のストーリーアーティスト)

制作(produced by) Erik Langley

今回はピクサー作品の中からSPARKSHORTSというシリーズの作品をまとめました。 監督が作りたいもの、伝えたいことをダイレクトに...

あらすじ

21歳の誕生日を迎えたジアは、姉のニコールと一緒にクラブへ遊びに行きます。

周りからは大人として扱われるけど、まだまだお酒よりも甘いものが好きだし自信もなく失敗ばかりのジア。
それはまるで子供の自分が集まって大人のふりをしているようで…。

SPARKSHORTS作品トレーラー

どんな作品?

2Dアニメーションで描かれた、ちょうど大人と子供の間に位置しているある女の子のお話。

映像は綺麗な絵コンテが動いているみたいな感じ。イラストも話もSPARKSHORTSの他作品と比べると大人っぽいかも。

大人なら一度は感じたことがあるのかもしれない不安をファンタジーを交えて表現していて分かりやすく、大変共感できました。

子供が観ても、大人になるってこんな感じなんだーって楽しめそう。

視聴後の方向け

感想

あらすじもトレーラーも観ずに鑑賞したので、大人ジアが3人の子供ジアで成り立っているところでびっくりした!
いやに免許証より子供っぽいし声も若すぎるとは思ったけど。
3人を足して21歳なのかと思ったらそういうことでもなかったですね。

子供の時って大人は別の生き物くらいに子供とは違うものだと思っていたけど、大人になってみると「え?今の私が大人の分類に入っていいの…?」ってくらいに子供と差がないことに気付く…。
そんな不安をファンタジックに描き、エールを贈る作品。

お姉ちゃんの励ましが優しい。素敵な姉妹。
歳が近くて立派に大人をやっていると思っていた身近な人からの共感と励ましは効きますね。
トイレで泣いてるの?と聞かれたときの素直な10歳ジアとあまのじゃくなお年頃の16歳ジアの返答の違いにクスっと来ました。

背中トントンされて思わず出しちゃう赤ちゃんジアが可愛い。大人になってもまだ1歳の心すら残っているんだ。

ラストではしっかりしているように見えるカッコいい大人たちもみんなどこかに子供の部分があるんだと思わせてくれて、心を楽にしてくれるような素敵なお話でした。

ジアとニコール
画像:短編アニメ作品「誕生日シンドローム」より

 SPARKSHORTS(外部リンク)

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