ディズニープラスオリジナル作品、SPARKSHORTSアニメ映画「風に乗る」の紹介と感想です。
おばあちゃん…!!
中盤でバッドエンドを予感して観るのやめようかと思った…。
未視聴の方向け
基本情報
原題「WIND」2019 9分
SPARKSHORTS(スパークス 奇跡の瞬間)作品のひとつ
脚本・監督(written and directed by) EDWIN WOOYOUNG CHANG
制作(produced by) JESUS MARTINEZ
あらすじ
暗く大きな岩が漂う場所で暮らすおばあちゃんと子供。
2人は遠く上空に見える光を目指し、材料を集めてロケットのような乗り物を作っていますが…。
どんな作品?
愛を感じる作品ですが全体的に哀愁が漂っているので、さくっと観て100%ほっこりとしたハッピーな気持ちになりたい方向けではないかも。
セリフなし、状況説明なしなのであれこれ想像することができてどっぷり世界観に浸れます。
視聴後はきっとおばあちゃんに会いたくなる。
視聴後の方向け
感想
どこココ? と バッドエンドでは…? が初めて中盤まで観た時の感想。
中盤でおばあちゃんは一人でここに残るつもりなんだ!と気づいてから続きを観るのをやめようかと思うくらい悲しかったです。
でも最後の男の子の表情を見て、ああこれはおばあちゃんへの感謝を表している作品なんだなって。エンドロールのコメントたちからもそう感じました。
身の回りの世話をして多くの知識を与えてくれて、いつでも守ろうとしてくれて見守ってくれて。そして彼を広い世界に送り出してくれた良いおばあちゃんなんだろうな、監督のグランマは。
“Wind” is Edwin Chang’s love letter to his grandmother.
「The Making of “Wind” | Pixar」より引用
初めて見た世界観かもしれない
暗いから最初は夜かなって思ったんですけど。大きな穴の深いところでたくさん浮いている大岩の1つの上で2人は暮らしているんですよね。で、常に風が吹いている。
岩が浮いている様子はまるで宇宙みたい。無重力空間?でも少年とおばあちゃんは普通に立っているし、岩の上では物も置いてある。電気も使えている。
外の世界はただ広がる大自然で鳥がいるものの人の気配はまったくなし。でも穴の中よりは希望を感じる太陽光と緑の美しさ。ここは地球なんだろうか…。
おばあちゃんへの感謝を込めた作品をつくろう、からどうやってこの世界観にたどり着いたのか興味深いです。そもそもは宇宙が好きで、おばあちゃんと子供という2人に調和できる舞台設定にするためにこういった世界になったのだろうか。
SPARKSHORTS(外部リンク)