ピクサー短編作品、「マジシャン・プレスト」の紹介と感想です。
さっさと人参を与えていれば…でも結果オーライか。
基本情報
原題「Presto」2008 5分
Written & Directed (脚本・監督) by Doug Sweetland
Produced (制作) by Richard Hollander
Executive Producers John Lasseter , Andrew Stanton
ピクサーアニメーションスタジオ作品。
あらすじ
マジシャン(Presto)がマジックで使用するウサギ(Alec)は出演を前にお腹がペコペコ。
しかしマジシャンがエサの人参を与える間も無くステージは始まってしまいます。
ウサギはニンジンがもらえるまでマジックに協力する気はないようで、マジシャンの邪魔をしたりとストライキ状態。
果たしてステージはどうなってしまうのでしょうか。
どんな作品?
長編映画「ウォーリー」と同時上映された作品。
監督がマジシャンとウサギの声を担当。
マジシャンのキャラクターデザインのベースは俳優のウィリアム・パウエル。
アニー賞、第81回アカデミー短編アニメ賞にノミネート。
感想(ネタバレ注意)
クラシックなドタバタギャグ
本作の気取ったマジシャンと賢くキュートなウサギが繰り広げるドタバタギャグからは古き良きカートゥーンを連想します。
ルーニー・テューンズが大きく影響を与えているらしく、納得。
ディズニーカートゥーンで育った私としては「ミッキーの魔術師」を思い出しました。
セリフがなく、分かりやすいドタバタと効果音の使い方で、小さいお子さんから楽しめそうな作品です。
登場人物がハマりすぎ
「ザ・シンプソンズ」のサイドショーボブ然り、気取った人間がドタバタに巻き込まれ恥ずかしい目に遭うのは申し訳ないけどやっぱり定番で面白い。
ドナルドのようにムキになってわざわざもっと悪い方向へ事態を向かわせてしまったり、電流による強制ダンスなど、かわいそうだけど笑っちゃう。
ウサギはルーニー・テューンズの影響ということもありバッグス・バニーがモデルでしょうか?賢く基本的に優位にたっている様子はまさにそうかも。
でも、見た目はイルミネーションの映画「ペット」のスノーボールにそっくり。「ペット」の方が後にできた作品だけど、何せあのウサギ、印象が強くて。