【No111~115】ミッキーの短編アニメあらすじと感想

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第23回となる今回はミッキー短編映画シリーズの111~115作目。

前回(第22回)はこちら↓

ミッキーマウスの短編アニメ映画シリーズのうち106~110作目のあらすじと感想です。今回ご紹介するのは「ミッキーの船長さん」「プルートの魔法のランプ」「ミッキーのドキドキ汽車旅行」「ミッキーのつむじ風」「ミッキーの青春手帳」の5作品。

子供の頃に観ていた方も今はまっている方もまだ観たことがない方も、是非一緒に懐かしんだり楽しんだり、まだ知らない映画に出会いましょう♪

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ミッキーの短編アニメ映画111~115

111.ミッキーの芝居見物(テクニカラーリメイク版)

ダンスを披露するグーフィーとホーレスとクララベル

短編映画「Orphan’s Benefit」より

原題:Orphan’s Benefit
公開日:1941年8月22日
監督:バート・ジレット

登場キャラクター

ミッキー、ドナルド、グーフィー、ホーレス、クララベル、クララ・クラック、孤児たち

あらすじ

孤児たちのためのショーを開催したミッキー。

まずはドナルドが詩の朗読を行いますが孤児に邪魔されて怒り出してしまい、強制退場に。

次はグーフィー、ホーレス、クララベルによるダンス。力強くクララベルを引き立てるホーレスに比べ、グーフィーは振り回され気味です。

続いてミッキーのピアノ伴奏によるクララの歌。ミッキーの演奏にも熱が入ります。

各出し物が終わるたびにドナルドが登場して自分の出し物のリベンジを図りますが、いたずら好きの孤児たちがからかいがいのあるドナルドを黙ってみているはずもなく・・・。

感想

1934年公開の白黒短編映画「ミッキーの芝居見物」のカラーリメイク版です。二つ並べて観てみましたが、BGMや台詞、動きはほぼ同じ。(しいて言えば一部ドナルドの動きが左右反転しているくらい。)舞台の背景や装飾は一部デザインが変わっています。

そんなほとんど同じものを作っているからこそ、7年の進化が私にも分かる!カラーになってさらに明るく楽しい雰囲気になったのはもちろん、新デザインでより表情豊かになったキャラクターたち。服の揺れやクララベルの指先、ドナルドのふわふわな羽毛などに特に進化を感じました。

どちらのデザインも甲乙つけ難いほど愛おしいなということを再確認できるので機会があれば一度新旧並べて鑑賞してみることをオススメしたいです。

112.ミッキーの誕生日

サプライズで誕生日をお祝いされるミッキー

短編映画「Mickey’s Birthday Party」より

原題:Mickey’s Birthday Party
公開日:1942年2月7日
監督:ライリー・トムソン

登場キャラクター

ミッキー、ミニー、ドナルド、グーフィー、ホーレス、クララベル、クララ・クラック

あらすじ

ミニーの家に集まったミッキーの仲間たち。ミッキーが訪れミニーが出迎えた後、隠れていた仲間たちが登場してミッキーの誕生日をお祝いします。

ミニーはミッキーに立派な電子オルガンをプレゼント。ミニーのオルガン演奏でミッキーがダンスを披露し、そのあとはみんなで一緒にダンスを楽しみます。

ケーキ担当のグーフィーは台所でひとりケーキ作りをしていますが、一見うまく焼けたように見えたケーキは失敗作。急いで作り直さないといけなくなりました。

みんながダンスを楽しんでいる中、ケーキ作りは間に合うかどうかハラハラする展開に・・・。

感想

こちらは1931年公開の短編映画「ミッキーのバースデー・パーティー」のリメイク版。こちらは出演キャラクターやストーリーに大きな変更があり、全く別の作品として楽しめます。

何作品かにひとつは観たいキャラクター大集合のにぎやかな作品で、ミッキーのダンス、ドナルドのダンス、グーフィーの一連のケーキ騒動、全部が面白くて大好き。

このデザインのミッキーは出演作品が少ないのでほかの作品ではあまり見られないような表情をダンスでたっぷりと見せてくれます。(その顔がちょっと怖いという声も・・・)

ラストのハプニングにも笑ってみせるミッキーはさすが。こんなにたくさん愛されてお祝いされる理由が伝わってきます。

113.ミッキーのオーケストラ

演奏中に出て行こうとするドナルドを止めるミッキー

短編映画「Symphony Hour」より

原題:Symphony Hour
公開日:1942年3月20日
監督:ライリー・トムソン

登場キャラクター

ミッキー、ドナルド、グーフィー、ホーレス、クララベル、クララ・クラック、ピート

あらすじ

ミッキーが指揮を務めるオーケストラのリハーサルを聴いたラジオ番組のスポンサーであるシルベスター・マカロニ氏(ピート)は彼らを絶賛。歴史に残るような放送になると確信し本番を迎えます。

ところが本番直前に楽器を運んでいたグーフィーが楽器をエレベーターの下敷きにしてしまい、すべての楽器がぺしゃんこに。

そのまま本番を迎えたオーケストラは壊れた楽器を使って必死に演奏しますがもちろん演奏はひどいものになってしまいます。

マカロニ氏は面目丸つぶれだと絶望しドナルドは演奏中に次の仕事を探し始める始末。それでもミッキーは最後まで指揮を続け・・・。

感想

キャラクターの動きと音楽が相まって笑わせてくれる楽しい作品。最初に美しい演奏を一通り見せることで後半のめちゃくちゃな演奏がより際立っています。

観客の反応で態度をころころ変えるお金持ちのスポンサーはピートが好演。暴力シーンがなくてもやっぱり魅力的なキャラクターです。

舞台ではなぜか背景がほとんど描かれずキャラクターもひとりひとりが別に描かれているシーンが多いので、それぞれが個別の空間に浮かんでいるようなちょっと不思議な雰囲気?

ミッキーは演奏に関して厳しい一面が今回も登場。演奏を放棄するドナルドに銃をつきつけるという過激な1シーンにはさすがに驚きました。

楽器以外の音もたくさん聞こえる後半の演奏は工夫やアイデアが詰まっているであろう演奏・収録風景が見てみたくなります。

114.ミッキーのダンスパーティー

別タイトル:ミッキーのわくわくデート
原題:Mickey’s Delayed Date
公開日:1947年10月3日
監督:チャールズ・A・ニコルズ

登場キャラクター

ミッキー、ミニー、プルート

あらすじ

ミニーとダンスパーティーに行く約束をすっかり忘れて家で居眠りをしていたミッキー。そこへ会場前で待たされ続けているミニーから電話がかかってきます。

ミニーから「15分以内に来ないと別れる」といわれてしまい、ミッキーは慌てて準備を開始。

プルートも着替えを用意したりと準備を手伝いますが、うっかりパーティーのチケットを落としてしまいます。

留守番中に床の上のチケットに気が付いたプルートは慌ててミッキーを追いかけますが・・・。

感想

なんだか邦題がどれもしっくりこない気がしますが、ミニーとのデートに遅刻したミッキーがデートに行くまでのお話。このあたりからまたミッキーのデザインが変わっているようです。

ミニーからの電話をプルートがとって、ミッキーに渡すまでの一連の流れがお気に入り。ミニーに怒られ丁寧語になるミッキーもかわいいです。

ミスはあるもののミッキーのために頑張るプルートの忠犬っぷりも見所。忘れ物を届けてくれるおりこうさん、うちにも是非いてほしいです。

ラストは、中盤でプルートをからかい後半では風に舞ってミッキーを困らせたシルクハットがどこへ行ってしまったのかが気になりました。

115.ミッキーの大探検

別タイトル:ミッキーの大冒険
原題:Mickey Down Under
公開日:1948年3月19日
監督:チャールズ・A・ニコルズ

登場キャラクター

ミッキー、プルート、エミューのエスター

あらすじ

オーストラリアのジャングルにやってきたミッキーとプルート。

プルートはミッキーが扱うブーメランのことが気に入らないようで、ブーメランを威嚇。噛み付こうとした拍子にブーメランが口の中に入り取れなくなってしまいました。

一方ブーメランを追いかけていったプルートを探していたミッキーはエミューの卵を発見。持ち帰ろうとするとすぐに卵の母親であるエミューのエスターに見つかってしまいます。

怒ったエスターの猛攻撃を受けたミッキーが助けを呼ぶと、プルートが外そうとしたことで勢いがついたブーメランがプルートにくわえられたまま宙を飛び・・・。

感想

不思議なブーメランによるギャグが楽しい作品。プルートがブーメランをくわえている顔のバリエーションが多彩で面白いです。

ほかには卵を持っているところをエスターにみつかりごまかそうとするミッキーが印象的。ポケットの中がガラクタばかりなところもかわいいです。

そしてこの記事をかくまでダチョウだと思っていたエミューのエスター。怒ってぴょんぴょんと跳ねているときに顔の位置が動かないところが好きです。本物もこんな動きをするんでしょうか。

ラストはお決まりの展開に。でもラストの前がトンデモ展開だったので、この方がバランスが良いのかもしれません。

あとがき

いかがでしたか?

ミッキーの短編作品も残すところあと少し。次回は1950年代に入ります。

プルートが大活躍の次回もお楽しみに♪

感想記事の一覧はこちら↓

ミッキーマウスが主演の短編映画作品シリーズを一覧にしました。邦題、公開年、共演キャラクターが一目で分かるリストです。さらに感想記事へのリンクを付けたので原題、あらすじなどはそちらをチェックしてください。映画を確認しながら随時内容を更新しています。