前回に引き続き、グーフィーの短編映画を観ていきます♪今回は最終回なのでちょっと多めの5作品です!
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Contents
グーフィーの短編アニメ映画46~50
46.グーフィーの水上スキー
短編映画「Aquamania」より
原題:Aquamania
公開日:1961年2月20日
監督:ウォルフガング・ライザーマン
登場キャラクター
グーフィー(ミスターX)、ジュニア(ミスターXの息子)、タコ
あらすじ
これはある典型的なアクアマニア(水や海に心惹かれる人のこと?)の男性のドキュメンタリー。彼をミスターXと呼ぶことにしましょう。
毎朝同じ時間に出勤するミスターX。彼は健康のために徒歩で通勤していると言っていましたが、実はボート店の前を通る口実でした。そしてある日ついにボートを購入してしまいます。
さっそくミスターXは休日に息子を連れて車でボートを引きながら海へ向かいました。息子に水上スキーのやり方や海の男というものについて教えようと意気込みます。
ところが、海へ入り息子に促されて水上スキーを実演しようとしていたミスターXは、近くで行われていた水上スキーレースに乱入してしまい…。
感想
前作から少し年数が経ち、タッチが変わった本作。1950年代後半から60年代くらいはドナルド作品などもこのタッチなのですが、おしゃれな雰囲気がありますね。
前半はミスターXを追ったドキュメンタリー(?)風で、後半はスピーディーでギャグも多いレースシーン。前半の流れも教室シリーズっぽくて面白いのですが、やっぱりドタバタが恋しくなってしまい後半にその欲が満たされました。
スキー板でヘリコプターのように飛んだり、タコが障害物を避けてくれたり、遊園地に乱入していつの間にかレースに戻るシーンが面白くてお気に入り。
それにしてもジュニアのボート操縦テクニックは一体どこから?パパはあんなに息子へのレクチャーを張り切っていたけど、海についてあれこれ教える必要もなさそうです。
47.フリーウェイ・フォビアNo.1
短編映画「Freeway Phobia No.1」より
原題:Freeway Phobia No.1
公開日:1965年2月13日
監督:レス・クラーク
登場キャラクター
グーフィー(ミスターT、ミスターF、ミスターM)
あらすじ
輸送や移動の手段が発展し、アメリカのあらゆる場所を結ぶフリーウェイ(高速道路)がどんどん広がっていきました。これを利用する際の運転規則を悪い例3つを挙げて学びましょう。
1人目の例は臆病で慎重すぎるDriverius Timidicus(ミスターT)。本線への合流がなかなか出来ず本線に入ってからも慎重なゆっくり運転ですが、フリーウェイではある程度のスピードを保つほうが安全です。
2人目の例は感情的で焦りがちなMotoramus Fidgitus(ミスターF)。車間距離を詰め過ぎたりスピードを出しすぎると、追突事故の危険が高まります。
3人目の例は注意散漫なNeglecterus Maximus(ミスターM)。スピードが出ているフリーウェイではいつも以上に集中して運転するべきですが…。
感想
原題のフリーウェイ・フォビアは、直訳すると高速道路恐怖症。 この作品には邦題がありません。 あらすじなど含め解釈違いがあったらすみません。
15分ほどの長さで、実写映像も交え教習用映像のような雰囲気。当初は「グーフィーの自動車狂時代」(1950)のアップデート版として作られていたらしく、あちこちにその作品の面影を感じました。(特にミスターMの鼻歌シーン)
特に視覚で「止まれ」と認識してからブレーキを踏むまでにかかる時間やその間に車がどれだけ進んでしまうかの図解が分かりやすくて好きです。距離はすべてアメフトのコートを例に示されるので私にはピンと来ないところを含めて愛せる。
ちょっと真面目な作りのためギャグシーンは少ないですが、ラスト付近でミスターMの予想通りで悲惨な結果を連発されるシーンが面白いです(と言っていいのか?)。高速道路の運転では集中して運転するよう気をつけます!
48.グーフィーズ・フリーウェイ・トラブルズ
短編映画「Goofy’s Freeway Troubles」より
原題:Goofy’s Freeway Troubles
公開日:1965年9月22日
監督:レス・クラーク
登場キャラクター
グーフィー(ミスターS)
あらすじ
今回は前作の3人に引き続き、フリーウェイドライバーにおけるもうひとつの悪い例を紹介します。
彼の名はStupidicus Ultimas(ミスターS)としましょう。運転には特に問題がないようですが、ものを大切扱い注意を払うということがない人です。
そのため、フリーウェイ走行中にタイヤのパンクでコントロールを失い事故を起こしてしまいます。ほかにも、荷物の雑な詰め込みや乗せすぎは事故の元。ガソリンを十分にいれておくことも重要です。
また、長距離運転、飲酒運転、悪天候時の運転などは危険です。車のメンテナンスだけでなく、こういった要因も避けなければなりません。
感想
製作中は「フリーウェイ・フォビアNo.2」として扱われていたらしい本作。こちらも邦題なしで15分弱程度の長さの作品です。
前作はひとつひとつを丁寧に説明していた印象でしたが、本作はより面白いシーンが増えてテンポが上がったように感じます。見やすい。
ミスターUのどこか悪気なくとぼけて力の抜けた感じが、前作の3人に比べて一番いつものグーフィーに近い気がしますね。あまり違和感がないのはいいのか悪いのか?
もちろんすべて大げさに描いているのですがつい甘く見がち、怠りがちな要素を含め次々と事例を紹介されるのでアニメとして楽しみながらも注意喚起の役割を十分に果たしてくれます。
49.グーフィーのホームシアター
短編映画「How to Hook Up Your Home Theater」より
原題:How to Hook Up Your Home Theater
公開日:2007年12月21日
監督:スティーヴ・ワーマーズ、ケヴィン・ディーターズ
登場キャラクター
グーフィー
あらすじ
スポーツ観戦とはすばらしいもの。グーフィーはアメフトの試合を自宅でテレビ観戦しています。
しかし小さくて映りの悪い今のテレビに満足できず、より臨場感溢れる試合を味わうためホームシアターシステムを購入することに。
さっそくグーフィーは近くの電器店で大きなテレビやオーディオ類など一式を購入して配送を待ちわびますが、待てど暮らせどなかなか商品が届きません。
やっと荷物が届いたときには見たい試合の開始時刻まであと少し。急いで配線や設置を行っていきますが…。
感想
前作から40年以上経ち作られた本作は過去の教室シリーズ定番のギャグや手法を多く使用していて、懐かしさもあり新しさもある楽しい作品。
特大のシアターシステムを自宅に設置する話なんて、まさに昔のシリーズにはないテーマですよね。
溢れ出る緩衝材は静電気でいたるところにくっつくところまでが配送あるある。窓から外を眺めながら子供のように荷物を待つグーフィーがとっても可愛らしかったです。
そして教室シリーズといえば図解シーンが好きなのでちゃんと盛り込まれていて嬉しい!配線のシーンやラストシーンなど、予想できていても心待ちにしてしまう何度観ても飽きないギャグがいっぱいでした♪
50.チェックイン・イン・ウィズ・グーフィー
短編映画「Checkin’ in with Goofy」より
原題:Checkin’ in with Goofy
公開日:2011年2月16日
登場キャラクター
グーフィー
あらすじ
休暇でクルーズに出かけるグーフィー。しかし出発までにたくさんの書類をかかなければならず、これでは出発に間に合わない?!
でもディズニークルーズラインはオンラインで簡単にチェックインできます!
感想
わずか1分半の作品なのでグーフィー短編映画として数えていいのか不安になります。OPが短編映画と同じなのできっと良いのでしょう。
オンラインによるチェックインを紹介するのが趣旨なのでドタバタやギャグは少ないのですが、帽子に帽子をかぶったグーフィーには不意をつかれて笑ってしまいました。
ミッキーマークのパソコンやドナルドがチェックイン画面にいるなど、他のキャラクターファンにも嬉しい小ネタ満載。最後のアルバムはグーフィーが楽しそうでとても可愛い。ああ行きたいなディズニークルーズ…!
余談ですがグーフィーが書類を記入しているときの横にいる女性が「101匹わんちゃん」のアニータ(公園にいるとき)に似ている気がして気になります。でも隣がロジャーじゃなさそうだし関係ないかな?
あとがき
いかがでしたか?
これでグーフィーシリーズも終了し、遂にキャラクター短編が一通り終わりました♪
今後は長編映画を観ながら少しずつシリー・シンフォニーなどその他短編を制覇していこうと思っているので、よろしければまたお付き合いください。
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