「ダンボ」(2019)感想~いつの時代でもこの愛らしさは変わらない

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アニメ映画「ダンボ」もティム・バートン監督も好きなので、遂に実写映画を観に行ってきました。

アニメと違い動物は話せない世界。ティモシー(ネズミ)や鳥たちが側にいられない代わりに、暖かい人間たちの協力を得て頑張るダンボの姿は抱きしめたくなる愛らしさ!

舞台も広がりハラハラドキドキのエンターテイメント性も増していて見ごたえある作品でした。

アニメ映画「ダンボ」の感想。とにかくダンボが愛らしいんだけど、ストーリーは辛い時間が長いので私の場合は観るときに少し覚悟が必要です。アーティスティックなピンクの象のシーンにも注目。子守唄のシーンは涙なしに観られない。
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基本情報

原題は「Dumbo」。2019年3月29日、日米同時公開。

1941年のアニメーション映画「ダンボ」の実写映画化作品。

監督はティム・バートン(「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」など)。音楽はダニー・エルフマン

あらすじ

サーカスに、愛らしい子象が誕生した。“大きすぎる耳”をもった子象は“ダンボ”と呼ばれ、ショーに出演しても観客から笑いものに。ある日、ダンボの世話を任されたホルトの子供ミリーとジョーが、悲しむダンボを元気づけるため遊んでいると、ダンボがその“大きな耳”で飛べることを発見する。
“空を飛ぶ子象”の噂は瞬く間に広がり、ダンボを利用し金儲けを企む興行師によって、ダンボは愛する母象ジャンボと引き離されてしまう。母を想うダンボに心を動かされたホルトの家族とサーカス団の仲間は力をあわせ、ダンボの捕われた母を救い出す作戦がはじまる――!

公式サイト 作品・キャスト情報

登場人物

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

ダンボ

サーカスで生まれたゾウの赤ちゃん。生まれつき巨大な耳を持つ。大きな青い瞳が可愛い!

ジャンボの子どもなのでジャンボジュニアと呼ばれていたが、あるアクシデントからダンボと呼ばれるようになる。この演出面白かったです。

耳のせいで観客に笑いものにされ見世物にもならないと思われていたが、羽を吹いて遊ぶうちに耳を使って空を飛ぶことが出来ることが判明。

引き離された母親ゾウと再会するためにこの特技を磨いて頑張る姿が健気。人の言葉が通じているのかと思うほど賢くておりこうでした。

ホルト・ファリア

メディチ・ブラザーズ・サーカスで乗馬によるショーをしていた元花形スター。 当然馬に乗っている姿がかっこいい。

徴兵され戦争で片腕を失いサーカスに戻った。その間に妻でありショーのパートナーでもあったアニーがインフルエンザで亡くなっており馬も売却されてしまっていて、不本意ながらゾウの世話係にされる。

最愛の妻や大切な仕事、名声も片腕も失いどん底の状況でもっと荒んだり子どもやゾウに多少なりともあたったりするのではとドキドキしたけど、彼は心の強い人でした。

戦争に行っている間に大きくなっていた我が子たちと、「妻がいてくれれば…」と言いながらも一生懸命向き合おうとする姿が良かったです。

ミリーとジョー

ホルトの子どもたち。姉のミリーはサーカスに興味がなく科学者を夢見ている。弟のジョーは芸を練習する無邪気な姿が可愛い。

ダンボが飛べることを最初に発見し、母ゾウを買い戻すお金を稼ぐためダンボをこのサーカスのスターにしようと計画するしっかり者。

アニメ版でのティモシーのようにどんな状況でもどんな大人の都合があってもこの2人はダンボの味方でいてくれるという安心感がありました。

コレット

「ドリームランド」で空中ブランコを披露している曲芸師。サーカスの花形でヴァンデヴァーのお気に入り。

初登場シーンでは良い人なのか悪い人なのかという判断にすごく困る。しかしそんなことはどうでもよくなるくらいミステリアスな美しさ。

どの衣装も素敵でしたが、黒の練習着がかっこよくて好きです。

そのほかの人達

  • マックス・メディチ…「メディチ・ブラザーズ・サーカス」の団長。典型的なダメ上司だけど、絶対最終的な好感度は高いと思う。鼻歌良かったです。
  • 団員たち…ホルトの同僚たち。序盤ではインチキを疑ったけど、どうやらみんなちゃんとしたプロの技を持っている様子。マーメイドの歌声の可愛らしさと後半でのある活躍が印象的。
  • V・A・ヴァンデヴァー…巨大テーマパーク「ドリームランド」を経営している白髪紳士。どっか良い人そうなのにそこはかとなく嫌な感じもするところが魅力。タワーのシーン、ギャップが面白くて私はすごく好き。
  • ジャンボ…ダンボの母親。妊娠している状態でサーカスに買われダンボを出産したが、後にダンボと引き離されてしまう。ダンボよりもさらにリアルなのでアニメ版ほど仕草や表情から愛情を感じとりにくかったのがちょっとさみしい。

感想

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

紛れもなくティム・バートン監督作品

まず、幕開けに登場するケイシー・ジュニアの顔。わー、いかにもティム・バートン作品っぽい!っとワクワク。可愛かったですね。

役者さん選びから始まる登場人物のビジュアルも(私の勝手な印象で眼力が強い人が多いとか、他にもなんとなく特徴があるのですが)監督らしさを感じました。

ドリームランドなんてまさにティム・バートン版ディズニーランドみたいで、実際にあったら行ってみたい!ディズニーランドの1エリアをティム・バートンプロデュースで作るのはどうでしょう。

欲を言えばピエロたちくらいはもっとダークな方向に振り切ってくれると期待をしていたので、ちょっと残念です。子どもたちが怖がるからダメなのかな。パレードの白黒衣装は非常に良かった。

必須シーンを描きながらもスケール拡大

アニメではダンボが空を飛ぶまでのお話でしたが、実写版は結構序盤でダンボは飛べるということが判明します。展開が早くてびっくり。

実写映画では人間たちも主役なので、ここからは人間たちの都合に巻き込まれてしまいながらも懸命に頑張るダンボの新しいストーリーが続きます。

しかしながら、実写で観てみたかったアニメの名シーンはしっかり入れてくれているところが嬉しい。檻に入れられた母ジャンボが外にいるダンボに鼻を伸ばして触れるシーンや、まさかのピンクの象まで!

ピンクの象はアニメ版だと誤って飲酒してしまったダンボが見た夢(幻覚)でしたが、飲酒がNGなのか実写版ではサーカスのショーの一幕へ変更されていました。私はダンボが緊張のあまり幻覚をみているということかな?と思っていたけど、どうやらおじさんたちにも見えているようでしたね。え、あの芸本物なの?

ダンボはもちろん人間たちも大活躍

ダンボが本当に愛らしかったですね。予告動画を初めてみたときには戸惑いましたが、すっかりあの大きな青い目のダンボの虜に。本物っぽさとキャラクターらしさ(人間のような感情表現など)のバランスが絶妙でした。

そして本作のもうひとつの主役であるファリア親子はもちろん、サーカス団員たち、団長、コレットやヴァンデヴァーとその部下たちなど人間たちの魅力もしっかりと発揮されていました。みんな好き。

団員たちに至ってはもうちょっとそれぞれ掘り下げてほしかったくらいです。ラストシーンで初めて気がつくこともあったりしたけど、なにか削られたシーンでもあるのかな?

ルーファス(象の調教師で、悪いやつ)なんかはかなりいい味出していたのでもっと活躍してほしかったです。その後のストーリー展開としては仕方がないですが…。

現代らしいハッピーエンドの形

エンディングはアニメ版も実写版ももちろんハッピーエンドですが、その形がかなり違うことが印象的でした。

擬人化されている要素もあるアニメ版では、ダンボが手に入れたのは人としての幸せの形。一方実写版はダンボを動物として描いているので、動物としての幸せの形になったんだろうなと思います。

そして、時代の変化も大きいでしょう。見る人達の考えや感覚も変わったんだろうなと思うとすっかり忘れていた制作年の違いを思い出しました。

どちらにしろ嬉しそうに飛ぶダンボに「あ~良かった~もうママとずっと一緒だよ~!」とこちらも嬉しくなるのは変わりなかったです。

ところで、馬はいいのかな。例外かな。

あとがき

最後に、突然ですが私の大好きな映画「バットマン リターンズ」をちょっとご紹介しておきます。

ディズニー映画ではないですが、本作と同じく監督はティム・バートン、音楽はダニー・エルフマン。

ヴァンデヴァーを演じたマイケル・キートンがバットマン役でメディチ(団長)を演じたダニー・デヴィートがこの映画の主役ともいえるペンギン役なんです!

ヴァンデヴァーご乱心のシーンがマックス・シュレックの最期を彷彿とさせる…。

本作でティム・バートンの世界観に少し物足りなさを感じた方は是非これを観てください♪

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