【No121~125】ミッキーの短編アニメあらすじと感想

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第25回となる今回はミッキー短編映画シリーズの121~125作目。最終回です。

前回(第24回)はこちら↓

ミッキーマウスの短編アニメ映画シリーズのうち116~120作目のあらすじと感想です。今回ご紹介するのは「ミッキーとあざらし」「プルートのユートピア」「ミッキーの”あらいぐまを探せ”」「プルートの誕生日」「プルートのクリスマス・ツリー」の5作品。

子供の頃に観ていた方も今はまっている方もまだ観たことがない方も、是非一緒に懐かしんだり楽しんだり、まだ知らない映画に出会いましょう♪

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ミッキーの短編アニメ映画121~125

121.ミッキーの魚釣り

原題:The Simple Things
公開日:1953年4月18日
監督:チャールズ・A・ニコルズ

登場キャラクター

ミッキー、プルート、ヒトデ、貝、カモメ

あらすじ

魚釣りにやってきたミッキーとプルート。

プルートは砂の中から貝を掘り出しますが、けんかをするうちに口の中にすっぽりと貝が入ってしまいます。

困ったプルートは口を指差しミッキーにこのことを訴えますが、食べ物をねだっていると思ったミッキーは貝にプルートのランチをあげてしまいました。

その後お腹を空かせたカモメにも残りのランチを取られてしまうプルート。欲張りなかもめは次にミッキーが釣りの餌として使っていた魚を狙い始め・・・。

感想

この作品を最後にいったんミッキーの短編映画シリーズは終了します。映画のあらゆるシーンに使われているテーマ曲(たぶん、この映画のオリジナル曲)が印象的。

前編の貝とのやりとりでは貝がプルートの尻尾でヨーヨーになったり、口にぴったり収まって食べ物をねだる姿が面白いです。時折水を噴出す様やコショウも楽しい。

後半のカモメは掘り出されて怒っていた貝に比べると突然あらわれて食べ物を取っていってしまうのが困るところ。賢いのも厄介ですが、行動はどれも笑えます。帽子のふりをしてバケツの上にひらひら舞い降りるシーンやほかの仲間に信号を送るシーンはお気に入り。

ドナルド短編のようなラストもミッキーのお話では珍しいかもしれません。

122.ミッキーのクリスマス・キャロル

原題:Mickey’s Christmas Carol
公開日:1983年10月20日
監督:バーニー・マティンソン

登場キャラクター

スクルージ・マクダック、ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、グーフィー、ジミニー・クリケット、巨人のウィリー、ピート、など

あらすじ 作品紹介

クリスマスだから、みんなで観たい。 お金はあるけれど心の貧しいスクルージと、貧しいけれど仲の良いミッキー・ファミリー。本当に幸せなのはどちらでしょうか…。ディケンズ原作「クリスマス・キャロル」をミッキー、ミニー、ドナルドをはじめおなじみのディズニーの仲間たちが熱演します。友情と思いやりのすばらしさを描いたこのお話は、誰もがやさしくなれる不思議な力を持っています。ディズニーのキャラクターだから家族で楽しめる、クリスマスには必見の名作をお届けします!

引用元:https://www.disney.co.jp/studio/animation/1238.html

感想

前作から30年の時を経て作られた、たくさんのキャラクターたちが出演する(今までの作品より長めの)約30分の映画です。

こちらの作品、昔見たことがあるのですが今回記事を書くにあたり手元にDVDや録画ビデオなどの資料がなくどうにも詳細を思い出せません・・・。

ちょっと怖い雰囲気のシーンがあったこと(何度かあったと思う)、ラストで幸せそうにクリスマスを過ごすキャラクターたちに心が暖かくなったことを覚えています。

とにかく面白かった、という印象は残っているので好きなキャラクターが出ているとか原作が好きという人はとりあえず見て損はないと思います。

詳しい感想やあらすじはまた映画を見直す機会があったときに書き足していきます。やっぱりどうせならクリスマスの時期に観たいですね。

123.ミッキーの王子と少年

自分とそっくりな王子に驚くミッキー

短編映画「The Prince and the Pauper」より

原題:The Prince and the Pauper
公開日:1990年11月16日
監督:ジョージ・スクリブナー

登場キャラクター

ミッキー(一人二役)、プルート、グーフィー、ドナルド、ホーレス、クララベル、ピート、いたちなど

あらすじ

良い王に治められ平和だったイギリス。しかし、王が病気になると近衛兵のキャプテンであるピートが国民を脅して略奪をはじめ、国民はみるみる貧しくなっていきました。

そんな国でプルートやグーフィーたちと一緒に貧しくとも明るく生きる貧乏なミッキー。一方王子は城での生活に退屈し側近のドナルドにいたずらをする日々を過ごしています。

あるとき王子に間違われて城に入ったミッキーは本物の王子と出会い、自分たちがそっくりな見た目であることに気が付きます。

そこで退屈していた王子はミッキーに自分と入れ替わることを提案し、不安そうなミッキーを押し切って服を交換すると城を出ていってしまいました。

それぞれ慣れない生活に苦労する2人。王子は悲惨な国の実情を知っていきます。

その夜、王の死を知り城へ戻ることにした王子。しかし、王の地位を狙うピートは王子が国民と入れ替わっていることを知ると王子の暗殺を企てます。

感想

「トム・ソーヤーの冒険」の著者として知られるマーク・トウェインによる名作「王子と乞食」をもとにした30分弱の映画です。実写の本が開くところから物語は始まります。

ストーリーには全く無駄がなく、ひと時も退屈させません。静かなシーンも含め全体的にテンポが良い印象。ミュージカル映画というほどではないですが冒頭とラストはクラシック音楽に歌詞をつけた歌のシーンもあります。

今までの短編映画でもお馴染みのミッキー、ドナルド、グーフィーによるドタバタギャグが見られるのもうれしいところ。ただ1匹、ミッキーを見分けられる(嗅ぎ分けられる?)プルートの忠犬ぶりにはきゅんとします。

王子は終始国民のふりをする気があるのか?という自由人っぷりなのですが、国民を脅す兵士に対して水戸黄門ばりに王子の証である指輪を出すシーンは何度観ても爽快です。

それにしてもタフで男らしいイメージのホーレスが教育係というまさかの配役。しばらく彼だとは気づかなかったのは私だけではないと思いたいです。(悔しい)

124.ミッキーのアルバイトは危機一髪

脳が入れ替わるミッキーとジュリアス

短編映画「Runaway Brain」より

原題:Runaway Brain
公開日:1995年4月7日
監督:クリス・ベイリー

登場キャラクター

ミッキー、ミニー、プルート、ジュリアス(ピートとされていることも)、フランクノリー博士

あらすじ

ゲームに夢中でミニーとの初めてのデート記念日を忘れていたミッキー。何とか取り繕っているとミニーにハワイ旅行を計画していたと誤解されてしまいます。

旅行代がなく途方に暮れるミッキー。そこへプルートが差し出した求人広告の中には、なんとハワイ旅行に必要なお金が一回で稼げる求人が載っていました。

さっそくミッキーが書かれている住所(1313番地!)に行くと、待ち構えていたフランクノリー博士に捕まり博士が作った怪物ジュリアスと脳を入れ替えられてしまいます。

ミッキーの姿になったジュリアスは街に出るとさっそく水着を買いに行くミニーを発見。ジュリアスの姿になったミッキーはミニーを助けに行きますが・・・。

感想

久しぶりの7~8分程度の短編映画。ストーリー中盤で見られるミッキーの凶悪なフォルムが人気の作品です。いかにも怪しい求人に簡単にひっかかるミッキーがおバカかわいい。

ゲームに夢中だったり見た目がピートのようになったりと今までになかったミッキーを見せつつもストーリーの至る所に今までの作品のオマージュらしきシーンを見ることができ、作りが何とも贅沢。

ミニーの女の子らしい仕草とただでは捕まらない強さも大好き。このとんでもない展開の中すぐにミッキーに気が付くところでは愛の力を感じます。ジュリアスを平手ではなくグーで殴るところが現代風?

お気に入りはミッキーが序盤でクッションをかぶっているところ。えびの握り寿司みたいでかわいいです。

他のどの短編とも違った印象なのは単に時代が違うからだと思っていましたが、フランスのスタジオが製作に関わっていると聞くとそれも一因のような気がしてきます。

125.ミッキーのミニー救出大作戦

ピートに画面外へ出されたミッキーとホーレス

短編映画「Get A Horse!」より

原題:Get A Horse!
公開日:2013年11月27日
監督:ローレン・マクマラン
製作総指揮ジョン・ラセター

登場キャラクター

ミッキー、ミニー、ピート、ホーレス、クララベル、オズワルド(カメオ出演)など

あらすじ

劇場で上映されているミッキーの白黒映画。お話の中ではいつものようにミニーがピートに捕まってしまい、ミッキーが助けようとします。

ところが、ここから意外な展開に。ピートに投げられたミッキーとホーレスが画面を突き破りスクリーンから飛び出してしまうのです。

白黒映画から飛び出しカラーになったミッキーとホーレスは画面の向こうのミニーを助けるため奔走。

スクリーンのあっち側へ行ったりこっち側へ行ったり、やりたい放題のミニー救出大作戦が始まります。

感想

1度目は映画館で「アナと雪の女王」の同時上映作品として3Dで鑑賞しました。ミッキーたちがこちらに飛び出してくるようなシーンではたびたび劇場内に「おー」とか「わー」とか声が上がっていた記憶があります。

クラシックミッキーが現代の世界に飛び出してくる夢のある設定に今の技術があるからこそ描ける新しい映像。長い間愛さ続けているミッキーが主演だからこそ作れる作品だなと感じました。

スクリーンを突き破ってキャラクターや水などが出てくる時点で不思議なのですが後半はスクリーンをひっくり返したり回したりともう訳が分かりません。こちらの世界に来てもカートゥーンはやりたい放題なのです。

ミニーがなかなかピートに手厳しいところも昔の作品らしくてお気に入り。

短編映画ではお馴染みのウィリアムテル序曲が使用されていたり、ミッキー、ミニー、ピートの声はアーカイブを多く使用しているなど(つまりミッキーの声はウォルト!)過去の作品への愛が感じられるところもたまらないんです。オズワルドはディズニーに権利が戻ってきてから初めてのアニメーション出演!

日本語吹き替え版に親しんできた身としては水谷さんのミニー、大平さんのピートが聞ける最後の短編映画というところもこの映画を私の中で特別なものにしています。

可能であればまた3Dで劇場で観たい、観てほしい作品です。

あとがき

いかがでしたか?

今回はそれぞれ映画の長さも年代も異なるバラエティ豊かな5作品でした。

ただ初期作品から続けて映画を観たというだけなのに、なんだか感慨深いというか胸がいっぱいになります。この気持ちを掘り下げだすと止まらなくなりそうなのでこの辺で。

ミッキーシリーズ、無事終了です。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

感想記事の一覧はこちら↓

ミッキーマウスが主演の短編映画作品シリーズを一覧にしました。邦題、公開年、共演キャラクターが一目で分かるリストです。さらに感想記事へのリンクを付けたので原題、あらすじなどはそちらをチェックしてください。映画を確認しながら随時内容を更新しています。