「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」のすすめ

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シリーズ初のテレビスペシャルは、ホラー映画をベースにしていてカウガールのジェシーが主役!
「トイ・ストーリー3」のその後に起こったある出来事を描いています。

怖くはないですがドキドキのホラー要素もあるので、記事を書いておいてなんですが最初は登場人物やあらすじなどの前情報なしで楽しむことをオススメします♪

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基本情報

原題は「Toy Story of Terror!」。2013年10月16日公開(日本では2015年7月2日)。

ピクサー・アニメーション・スタジオ制作のCGアニメーション作品。「トイ・ストーリー」シリーズのテレビスペシャル第一弾。
2014年にはテレビスペシャル第二弾「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」が公開されている。

どちらも映画トイ・ストーリー3と4の間に公開されており、時系列も3の後、4の前となっている。

監督はアンガス・マクレーン(「ファインディング・ドリー」の共同監督、「にせものバズがやってきた」の監督)。制作総指揮はジョン・ラセター

あらすじ

ウッディたちは、ボニーの祖母の家へ向かう車のトランクの中でホラー映画を見ていました。しかし途中で車がパンクし、ボニーたちはモーテルに一泊することに。ボニーとママが寝静まった後、ミスター・ポテトヘッドが出かけていき、トリクシーとプリックルパンツも後を追います。みんなを連れ戻そうとウッディやバズ、ジェシーも鞄の外に出ますが…。

公式ブルーレイ&デジタル作品紹介

登場人物

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

ジェシー

本作の主役であるカウガール人形。ホラー映画は平気だけど、何年も箱に閉じ込められていた過去があり一人で暗くて狭い所にいるのがとても苦手。

いつも元気いっぱいの彼女が本作では珍しく終始不安そうなのがちょっと新鮮。こうなるといつも以上にバズやウッディが頼もしい…ようなそうでもないような…。

ウッディ

カウボーイのおもちゃ。仲間思いのリーダータイプ。昔放送されていた人形アニメの主役であり、マニアの間では高値で取引されている。(詳しくは「トイ・ストーリー2」を観てね!)

本作はジェシーが主役のため、いつもより活躍少なめ。

バズ・ライトイヤー

スペースレンジャーのアクションフィギュアでウッディの良き相棒。
ジェシーとはお互い友達以上の思いがある様子、ということを踏まえて観るとジェシーを心配する様子やお姫様抱っこなどにもキュンとする。

蓄光し暗闇で緑色に光るボディが、ホラーっぽい本作において良い演出になっている。

ボニーとママ

おもちゃたちの持ち主の少女とそのママ。今回は車でおばあちゃんの家に向かう途中、タイヤがパンクしてしまい急遽近くのモーテルに1泊することに。

ボニーはもちろんとっても可愛いし、トラブルに対するママの毅然とした態度も好き。

ロン

スリープウェル・モーテルの支配人。一見良い人だが、後半でとんでもない本性が明らかに…。

でもミスター・ジョーンズを可愛がっているところは唯一褒められる点。

ミスター・ジョーンズ

ロンのペットであるイグアナ。おそらくロンに仕込まれたであろう芸を得意とする。

無邪気な彼は犬や小さな子供同様おもちゃたちにとっては脅威。でも人間の私から見ればお利口さんだし本当にかわいい♪

その他の登場人物(おもちゃたち)

  • ミスター・ポテトヘッド…じゃがいものボディにパーツがたくさんついたおもちゃ。皮肉屋で勝手な行動が多く、ホラー映画では真っ先に消えるタイプ?今回は彼の片腕が大活躍。
  • ミスター・プリックルパンツ…ハリネズミのぬいぐるみ。子供のごっこ遊びでは役になりきるこだわりがあり演技にはちょっとうるさい。映画にも詳しい様子。
  • トリクシー…青いトリケラトプスのおもちゃ。ボニーの家ではパソコンを使いこなしている。
  • レックス…緑色のティラノサウルスのおもちゃ。無邪気な性格でプリックルパンツの講釈にも一番まじめに付き合っている。
  • コンバット・カール…モーテルで出会ったマッチョな軍人のおもちゃ。ジェシーにこのモーテルが危険だと警告する。仲間ともに持ち主のビリーの元へ帰りたがっているが、仲間を救おうとして右手のパーツを失ったらしい。
  • 他のおもちゃたち…モーテルで出会った他のおもちゃ。コンバット・カール・ジュニア(コンバット・カールの3分の1サイズ)ポケッティア(胸のポケットからアイテムを出すドラえもん風ヒーロー)レゴ(複数パーツで1セット?黄色が多め)オールド・タイマー(ヒゲがある時計のおもちゃ)ペッツ(メガネをした猫のヘッドが付いたペッツ(お菓子)ディスペンサ)トランジトロン(分解できる緑色のロボット)。

注目ポイント

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

初のジェシー主役作品!本作で知る彼女の強さ

「トイ・ストーリー2」から登場している、ウッディやバズと仲良しのカウガール、ジェシー。短編シリーズのトイストーリートゥーンでも意外とスポットライトが当たらなかったのですが、ついに彼女の主演作品がやってきました!

ジェシーは長い間暗い箱の中に閉じ込められていた経験からもはや暗所+閉所恐怖症状態。しかし、本作ではこれを乗り越えなければ突破できないピンチがやってきてしまいます。

乗り越え方は面白いのですが(主にコンバット・カールが)、自分が本当に苦手なことを思い浮かべながらジェシーの頑張りをみていると、彼女のすごさがよく分かります!感動的シーンではないのにちょっと感動しました。

映画ではウッディと対立することも多い彼女の新たな一面がこの作品で明らかになっていると思います。

映画好きにはよく分かる?ホラー映画のセオリー

公開が10月、つまりハロウィーンに向けたテレビスペシャルとして公開された(であろう)本作。よって前半はホラー風演出になっています。

といっても大人には全く怖くないです。ただ暗いシーンが多いので幼い子供には少し怖いシーンもあるかもしれませんね。

ホラー映画といえば、単独行動による危機、ひとりまたひとりと消えていく仲間、バスタブに隠れるとシャワーカーテン越しに怪しい影など…。

モーテルでの騒動はミスター・プリックルパンツが語るような王道映画・ホラー映画のセオリー通りになっていくのか?というところに注目です。

本作のみ登場のおもちゃたちも見逃せない♪

トイ・ストーリーって、毎回色々なおもちゃが登場するのでわくわくしますよね♪本作にしか登場しないキャラクターも見逃せません!

一番活躍するコンバット・カールは映画シリーズでおなじみの軍隊おもちゃ、グリーン・アーミー・メンのキャラを濃くした感じ?コンバット・カール・ジュニアも持っているなんて、ビリーはよっぽどカール大好きっ子なんですね。

レゴは是非仲間にほしい便利な変形能力を持っています。ハシゴになっているところも見逃さないで!
ちなみにあれはポテトヘッドみたいに複数のブロックパーツ全体で一つのおもちゃなんでしょうか。気になっちゃいます。

他のキャラクターたちもみんな面白いので、登場人物欄の最後にまとめてみました。気になるキャラクターがいたら是非本編でどんなおもちゃか確かめてみてください♪

あとがき

トイ・ストーリーもホラー映画(あまり怖くないやつに限る)も好きなのでとっても楽しかったです。本作で一皮むけたであろうジェシーの今後の活躍に期待♪

後はラスト付近でポテトヘッドが言った「人生は映画じゃない」が格言風でかっこよかったので気に入っています。

ホラー映画風演出のアニメーションといえば、ディズニーではないのですがウォレスとグルミットシリーズがすごく面白いので、気になる方は是非!B級ホラーっぽさとギャグを合わせた演出が上手すぎます。