アラジンといいライオン・キングといい、なぜか1と2のビデオは持っていたのにどちらも3は持っていないんですよね。ということで久しぶりの視聴です。
邦題は3ですが、原題は1½。主に映画「ライオン・キング」の裏話なので、2は観ていなくても1は先に見ておいた方が良いですよ♪
基本情報
原題は「The Lion King 1½」。2004年2月10日公開(日本では2004年3月19日)。
ディズニートゥーンスタジオ制作のビデオ用作品。シリーズ前作は「ライオン・キング2 シンバズ・プライド」。ストーリーは映画「ライオン・キング」を違う視点で振り返る形となっている。
監督はロジャー・アレーズ(「ライオン・キング」監督「美女と野獣」脚本監督「アラジン」「ラマになった王様」原案など)、ロブ・ミンコフ(「ライオン・キング」「スチュアート・リトル」「ホーンテッド・マンション」の監督)。
どんなお話?
ティモンとプンバァの2匹は、自分たちが途中からしか登場していない映画「ライオン・キング」を彼らの目線で振り返ることに。始まりは映画の始まりよりも前にさかのぼります。
以前はミーアキャットの仲間たちと暮らし、トラブルメーカーだったティモン。ある失敗で居場所をなくし、心配する母を残して一人居場所を探す旅に出ました。
ラフィキの導きや同じくひとりぼっちだったプンバァとの出会いを経て、たどり着いたのはシンバたちが暮らすプライドロック。
実は関わりがなくてもティモンとプンバァは常にシンバの近くにいたのです。その後も1で描かれたシーンや描かれなかったシーンを交えながら、2匹とシンバとの出会い、1のラストの裏側で起こっていた出来事などが明かされていきます。
どんな人にオススメ?
- ティモンとプンバァのファン
- 映画「ライオン・キング」のアナザーストーリーを知りたい方
- 子シンバ、青年シンバとティモン・プンバァのエピソードがもっと観たい方
- ディズニーキャラクター大集合が観たいディズニーファン
キャラクターピックアップ
ティモン
ミーアキャット。以前は仲間たちと暮らしていたが、穴掘りがとにかく下手でトラブルばかり、周りからは”壊し屋”と呼ばれていた。
穴掘りをして隠れて暮らす生活にうんざりして自由な生活に憧れ、理想の居場所を探す旅に出た。
喋りが達者なので賢いように見えて、プンバァよりとぼけていることが多い。
自分勝手なようでいてプンバァやシンバには甘い面もあり、憎めないやつ。
あと、意外と涙もろいよね。
プンバァ
イボイノシシ。肉食動物も逃げ出す体臭?ガス?の持ち主で普通なら逃げ出すか気絶するようなレベルだけど、ティモンはなぜか大丈夫。
おとぼけキャラに見えて地球が丸いことや星がなぜ輝くのかなどをなぜか知っていたりもする。
詳しい理由は描かれないがプンバァにも帰る場所がない様子。
ティモンと出会う前からハクナ・マタタを知っていたようなので、彼もラフィキの導きを受けていたのかもしれない。
ティモンに自分のベッドを取られ、ティモン用のベッドにきゅっとおさまる姿が可愛すぎる。ティモンの身勝手ぶりに普通の人なら喧嘩になるところだけど、本当に良いコンビ。
ティモンのママとマックスおじさん
本作で初登場。ママはちょっと過保護気味だけど息子を思う優しい母親。
マックスおじさんはミーアキャットの中でも浮くほどに肉食動物を恐れている。ティモンに見張り役について「走る!嗅ぐ!恐がる!」の三拍子を教えた。
あんなに怖がりなのに終盤でティモンの元へやってきたおじさんの勇気がすごい。
シェンジ・バンザイ・エド
1に登場したハイエナたちが登場。今回も獲物をいじめて楽しむ習慣が災いし食事にありつけていない模様。
彼らのことは結構好きなのでまた見ることができて嬉しいですが、2ではなぜ彼らが登場しないのかここで明らかになります。
私の注目ポイント
ティモンとプンバァと一緒にテレビを見よう
本作はティモンとプンバァがテレビ(シアターのような感じでティモンがリモコンで操作している)を観ている設定。なのでそれを観ている視聴者は2匹と一緒にテレビを観ている感覚です。
いいところでショップチャンネル(実写)に切り替わってしまったり、プンバァが退席している間一時停止して鼻歌を歌いながら帰りを待つティモンなど、なんともゆる〜い感じ。
感動のシーンも感動だけでは終わらず必ず何か挟んできます。
「ハクナ・マタタ」ではシングアロングのように歌詞(英語だけど)が表示されるので一緒に歌ったりもできたりして。
ラストでは他のキャラクターが映画を越えて観にきたりするので要チェックです♪
あの名シーンも2匹にかかればギャグになる
本作全体が映画「ライオン・キング」の名場面の裏には実は必ずティモンとプンバァがいた、というギャグです。
壮大なシーンでもシリアスなシーンでも裏で2匹がバカやっているので、1のファンの方は「感動を返せ!」と怒らず気楽に楽しんでください。
特に1の冒頭の裏話は強烈な印象。他にも子シンバのミュージカルシーン、象の墓場、スカーとハイエナたちのミュージカルシーン、ヌーの暴走など、2匹は本当にいたるところに出没しているのです。
また、1では曲の中で急に大人になったシンバでしたが、本作ではティモンとプンバァによる子育てエピソードも見ることができるのは嬉しいところ。
貴重なたてがみ生えかけの青年プンバのエピソードもあります。(カタツムリ喰い競争のシーンがあるので苦手な方は注意)とにかく本当にこの3匹の仲良しっぷりが可愛い。
ティモンによる”ナラとシンバの恋愛妨害作戦”も面白いです♪
ティモンの成長物語
ティモンとプンバァのお話なのですが、メインはティモン。失敗ばかりのティモンが母親の元を離れ、後に成長した姿を見せるストーリーでもあります。
自分本位だったティモンがプンバァやシンバと築いていく絆に注目♪好き勝手にやっているようで面倒見がいい部分がどんどん出てきて憎めないんですよね。
終盤に母とおじさんの前で肉食動物と渡り合う成長っぷりには、母でなくてもちょっと感慨深いところがあります。
この映画が好きな人へのおすすめ作品
- ライオン・キング(すでに観ているかとは思いますが)
- ライオン・キングのティモンとプンバァ(スピンオフテレビシリーズ)
- ヘラクレス(本作のティモンのように青年が旅に出て逞しくなり親孝行もするお話)
本作のようにディズニーキャラクターが大集合するような映画が他にもあったような気がするので、思い出したら加えておきます。
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