「ペット2」〜前作からスケールアップし、3つのストーリーが楽しめる!

この記事をみんなとシェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
スポンサーリンク

ディズニー映画ではないですが、せっかく観たのでご紹介!
マックス・デューク・リアムを主役にした笑いあり涙ありのドタバタ冒険ものを予想していましたが、前作の人気キャラクターであるスノーボールやギジェット、クロエなどを活躍させつつ主人公マックスの成長をメインに描いた作品でした。

ラスト付近(3パートを回収して行くあたり)ではちょっとダレてしまったかな?面白パートはいつものイルミネーション作品のノリが強く、楽しめました♪

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

基本情報

原題は「The Secret Life of Pets 2」。米2019年6月7日公開(日本では2019年7月26日)。

イルミネーション・エンターテイメント映画第10作目。3DCGアニメーション。前作は「ペット」(2016)。

監督はクリス・ルノー(「ペット」「怪盗グルーの月泥棒 3D」「怪盗グルーのミニオン危機一髪」の監督)。

同時上映作品は「ミニオンのキャンプで爆笑大バトル」。

あらすじ

マックスとデュークの飼い主ケイティにリアムという息子が誕生。リアムを守ると心に決めたマックスは、あらゆる危険や恐怖に神経質になりストレスをためてしまいます。
そんなある日、ケイティたち家族はドライブ旅行で農場を訪れます。マックスはそこで農場犬ルースターと出会い、大切なものを守るということについて学んでいきます。

一方、マックスから旅行中にお気に入りのおもちゃ“ミツバチ君”の面倒をみるように頼まれたギジェット。ところがうっかり目を離してしまい、窓から飛び出たミツバチ君は猫をたくさん飼っているおばあさんの家に落ちてしまいます。
そこでギジェットはクロエから猫になる方法を教わり、猫になりきっておばあさんの家に潜入することに。

一方、スーパーヒーローに夢中な女の子に飼われているスノーボールは衣装を着せられてすっかりヒーロー気分。ある日デイジーから“フーという子虎を悪いサーカス団から救出してほしい”と依頼されます。
スノーボールとデイジーはフーの救出に成功しますが、フーをどこに住まわせるかが問題に。またフーを取り返すためサーカス団長セルゲイが町に放ったオオカミたちがデイジーたちの居場所を嗅ぎつけてしまい…。

どんな人にオススメ?

  • 前作「ペット」のファン(多くのキャラクターが2にも登場、特にギジェット・スノーボール好きは大満足だと思います)(見ていなくてもOK)
  • ペットを飼っている方(前作ほどではないですが、ペットあるあるが楽しい)
  • ミニオンの映画のファン(やっぱりノリが似ている)
  • 小さな子供を持つ親(マックスにちょっと共感?)

キャラクター

マックス

ジャック・ラッセル・テリア。飼い主はケイティでデュークと一緒に飼われている。
前作ではそんなキャラクターでもなかった気がするけど、リアムの誕生ですっかり過保護神経質キャラに。

ギジェット

マックスのことが好きなポメラニアン。愛のためならどこまでも強くなれるところは前作と同じで頼もしい限り。
マックスから預かったミツバチ君をマックスとの子供に見立て妄想にふけるところは女の子らしくもあるけどちょっと危ない感じで可笑しい。

スノーボール

女の子のペットのウサギ。
野良だった前作では見た目が可愛いのにちょっとクレイジー、でもやるときはやる男だったのですが、本作では可愛いおとぼけキャラ感が強くなっていて個人的にちょっと物足りないかも。

デイジー

新キャラクターのシーズー。
可愛い見た目とハスキーボイスの持ち主で、クールなキャラかと思えば武勇伝を得意げに語るような一面もありとても私好み!
ただ、あまりに強い。スノーボール、いらなかったような。

ルースター

新キャラクターのウェルシュ・シープドッグ。声はハリソン・フォード。
過保護なマックスとは違い可愛い子には旅をさせ、我が子を千尋の谷に落とす感じの指導法。
日本語吹き替えは「アトランティス 失われた帝国」のヴィニーと同じく内藤剛志さんで、ルースターの威厳の中に見せる可愛げがヴィニーの飄々とした中の茶目っ気に重なる。(ディズニー映画を絡めてみた)

その他ペット(動物)たち

  • デューク:大型犬(ニューファンドランド?)の雑種。マックスと同じくケイティのペット。前作と比べ存在感なさすぎない?こんなに大きいのに。
  • クロエ:ネコ。気まぐれだけどなんだかんだでギジェット猫化作戦を手伝ってくれる。
  • ポップス:バセットハウンド。おじいちゃん犬で飼い主は留守が多い。現在は子犬の学校をやっている。
  • ノーマン:モルモット。マックスパート、ギジェットパートともに大活躍の、やればできる子。
  • バディ:ダックスフンド。メルといいコンビ。ギジェットパートに参加。
  • メル:パグ。バディと良いコンビ。一番のおバカキャラ。
  • スイートピー:セキセイインコ。ギジェットパートに参加。クロエのジョークであわや大惨事に。
  • フー:ホワイトタイガーの子供。野生だったためペットたちと言葉が通じないけどすぐ仲良くなれる。
  • オオカミたち:セルゲイのペット?4頭いる。
  • リトル・セルゲイ:セルゲイのペットのサル。セルゲイに忠実。

人間たち

  • ケイティ :マックスとデュークの飼い主。出産、子育てと忙しい中ちゃんとマックスの変化にも気付いていてさすが。
  • チャック :ケイティの夫。とにかく良い人そう。
  • リアム :ケイティの息子。もうすぐ幼稚園に行く。マックス、デュークと小さなリアムの交流にほっこり。
  • セルゲイ:悪いサーカス団長。見た目もいかにも悪そうだし、中身も悪い。それ以上でも以下でもない。

私のお気に入りシーン

マックス、病院へ行く

マックスパートは農場がメインだと思うのですが、一番面白かったシーンはこちら。
ある日、デュークを家に置いてマックスだけお散歩に連れて行くケイティ。この時点で気がついて良いものだけど、到着直前にやっと病院に連れてこられたことに気がつき抵抗し始めるマックス。この辺りはペット(もしくは小さな子供)あるあるでは?

病院の待合室には色々なペットがいます。まともに話せる子がいたかと思えば、実は全員ちょっとヤバいやつ!マックスの不安を煽るここのたたみかけが面白かったです。

そしてこのシーン、ただ面白いだけでなくケイティがちゃんとマックスの変化(ストレスをため、頭をよく足で掻くようになった)に気がついていることに安心できるシーンでもあると思います。そういった意味でも好き。

ギジェット、猫になる

愛するマックスとの子供代わりであるミツバチ君を取り返すため、クロエに教わりながら猫になりきる特訓をするギジェット。
バディやメルたちとワイワイしながら犬と猫の違いを学ぶシーンやスイートピーの身に起きる惨事も面白いです。

そしてなぜか最後にはバディやメルも猫耳をつけ、さらになぜか猫であるクロエも猫耳をつけて歩いているスローシーンも非常に印象的。(スローで歩いてくるシーン、同時上映のミニオンにもあります。さてはこの演出気に入ってるなイルミネーション)

でも一番面白いのは、特訓の集大成となる猫ギジェットの潜入シーン。おばあさんの家にあるキャットタワーの頂上にはいかにもボス猫という感じの大きな猫がいてミツバチ君を確保していますが、ここからいかにしてギジェットがミツバチ君を獲得し、もはやミツバチ君以上のものを手に入れてしまうのか。このあたりが一番面白かったです。ノーマンの活躍にも注目。

彗星の如く現れた最強の女、デイジー

スノーボールパートはもふもふで愛らしいスノーボールを見ているだけでも満足ですが、本作新キャラクターのデイジーがまたとにかく可愛い!

最初は突然知らない子が出てきたので驚きましたが飛行機の中で飼い主の持ち物を物々交換するちょっとワルな感じやハスキーボイス、でもお花のゴムをつけているキュートな見た目。バランスがとても良いです。

オオカミと戦う時のかっこよさや公園でオオカミに見つかってしまい隠れきれていない時の可愛さ、このバランスもまた◎。

ただ前作ラストのようにスノーボールのかっこいいところも見たかったので、せめてリトル・セルゲイとの戦いのときはデイジーが助けてもらう側でもよかったかなという気がします。とにかく…強い!

この映画が好きな人へのおすすめ作品

  • ペット(見ているかとは思いますが、繋がっているので是非。)
  • ミニオンシリーズ(イルミネーション作品の中でもノリが一番近い感じ。)
  • インクレディブル・ファミリー(あっちのシーン、こっちのシーンと忙しく飽きさせない感じが似ている気がする。こちらはピクサー作品)