「ダンボ」(1941)感想~愛らしさと親子愛に胸を打たれる

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現在、実写映画が公開されている「ダンボ」。せっかくなのでそれを観に行く前にアニメ映画のダンボを観ました。

子供の頃から観ている作品ですが、大人になってから観るとまた印象が違ってきますね。涙なしに楽しんでいた頃が懐かしい…!

内容も表現も今では作られないような映画なので最近の映画に慣れている方には受け入れ難いかもしれませんが、私は昔も今も大好きです。

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基本情報

原題は「Dumbo」。1941年10月23日公開(日本では1954年3月12日)。

ディズニーの長編アニメ映画、第4作目。2019年にはティム・バートン監督による実写映画が公開された。

監督はベン・シャープスティーン( 「ピノキオ」や数々のディズニー短編アニメ映画の監督、「ファンタジア」「シンデレラ」などの総監督)。

あらすじ

ある晩、サーカスの動物たちのもとに次々とコウノトリが赤ちゃんを運んできました。そして一夜明け、待ちわびる母ゾウのもとにやっと子象がやってきます。

子象は大きな耳を持っていたためダンボと呼ばれ他のゾウたちから笑われますが、母ゾウはダンボを愛情たっぷりに育てます。

しかし、ある日人間の子どもがダンボの耳をからかったことに怒って暴れた母ゾウはダンボと引き離され檻に閉じ込められてしまいました。

孤立した幼いダンボ。それを見てかわいそうに思ったネズミのティモシーは、ダンボをサーカスのスターにしようと計画しますが、大きな耳が邪魔をしてショーは台無しに。

その後ゾウとしてではなくピエロとしてサーカスに出演させられ落ち込んでいたダンボは、ティモシーと一緒に誤ってお酒を飲んでしまいピンクの象の幻覚を見ます…。

登場人物

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

ダンボ

主人公の子象。生まれながらに大きな耳を持ち、優しいお母さん象が大好き。お母さんに名付けられた名前は”ジャンボ・ジュニア”。

(赤ちゃんだから?)セリフがありませんが、仕草がいちいち愛らしく感情豊かなのでそんなことは忘れてしまいます。

大きな耳を持て余しかわいそうな目に遭うシーンが長く観ている方は心が痛みますが、実はダンボだけが持つ大きな耳はある可能性を秘めていて…。

ティモシー

母と引き離されたダンボに協力してくれるネズミ。素敵な衣装を着ているのでサーカスの出演者だと思いますが、彼が芸をしているシーンはありません。

ダンボの大きな耳を受け入れ寄り添ってくれるティモシーの存在がなければダンボがかわいそうなあまり観ていられないんじゃないかと思うほどの心の支え(私の)。

この映画で象はネズミを恐れるというセオリーを知った気がします。

ジャンボ

ダンボの母親。ダンボの耳が大きかろうがどのような状況になろうが全く関係なく、最初から最後まで愛情たっぷりで我が子に接する姿が印象的。

彼女は話せるものの、セリフはとても少ないです。ダンボを見るときの優しい目と鼻の動きだけで愛が伝わってきます。

子供の頃はダンボを中心に観ていましたが、大人になってからは彼女に感情移入する部分が多くなりました。

そのほかの人達

  • 他のゾウたち…嫁入り前の女性たち。プライドが高く噂話が好きでネズミが苦手。耳の大きなダンボを仲間として受け入れない。
  • サーカスの団長…どこか「ピノキオ」のストロンボリ(人形劇の団長)を彷彿とさせます。ゾウたちにやたらと嫌われていますが、私の中では印象が薄い。
  • ピエロたち…独特のメイクとダンボをからかう芸で子供の頃はとても苦手でした。中身はお金とお酒が大好きなただの労働者たち。
  • コウノトリ…マイペースな仕事っぷりでダンボを運んできた。楽しいシーンだし見た目も好みなので、昔からのお気に入りキャラクター。
  • カラスたち…酔っ払って眠っていたダンボとティモシーを発見する4羽。はみ出し者っぽいけど、根はいい人(鳥)たち。

感想

※ストーリーの核心には触れないようにしていますが、ネタバレになり得る情報が含まれています。ご注意ください。

かわいいダンボを見て!

とにかくかわいい。赤ちゃんってなんてかわいいんでしょう。仕草や表情から、からかわれていることに気が付かない純粋さまで何もかもが愛らしいです。

だから余計に母親から引き離されたりからかわれたり仲間はずれにされたりというシーンが辛くて…。逆転劇は最後の最後までやってこないのでこちらも耐え忍ばなければなりません。

パレードで背中に人形を乗せジャンボのしっぽを鼻で掴んで歩いているところ、酔っ払ってシャボン玉を作るところ、お風呂とかくれんぼ、子守唄、好きなシーンをあげるとキリがないですね。

母親の愛情

この映画の好きなところ。母親の愛情がぎゅっと伝わってきます。言葉がなくてもその眼差しと鼻でダンボをなでる動きだけで愛を感じます。

ダンボに手を出されて怒ったジャンボが暴れ、縄や鎖をかけられながらダンボと引き離されるシーンは観る回数を重ねるほどに胸が締め付けられます。

このシーンにある、怒りで瞳が赤くなるという表現はこんなに昔からあったんですね。檻には「MUD ELEPHANT」「DANGER」などと貼られていて、読めるようになってから気づいたときには悲しみが増しました。

やはり一番好きなのはジャンボが檻から鼻をだしてダンボを抱き子守唄を歌うシーン。なんだかピンクの象のシーンばかりが有名な気がしますが、私としては映画を観ずともあらすじを知った上でここだけでも観てほしい。私は今や唐突にこのシーンだけ観せられてもたぶん泣けます。

悪役たち?

ほかの映画の、例えば国を乗っ取ろうとか世界を支配しようという人たちに比べたら悪でもないような気がしますが、他の象たちや人間たちがこの映画の悪役と言ったところでしょうか。

子供の頃はなぜかゾウたちにあまり悪い印象が残らず、とにかくこの映画の人間たちが嫌でした。今考えると、暴力が悪いこととしてわかりやすかったんだと思います。(耳を引っ張ったり水をかけたり)

ある程度の年齢になってからはゾウたちの冷たさに驚愕。今となるとその突き抜けっぷりが一周回って清々しいくらいのひどさ。年齢と立場的には同じようなものなのでこうならないように気をつけたいです。

ピンクの象

ダンボとティモシーが酔っ払ってピンクの象を見るシーン。不思議と昔から怖かったり嫌だった印象はありません。ダンボがいじめられているシーンのほうがよっぽど嫌でした。

改めて見るとかなりサイケデリックですが色合いや動き、何が起こるか分からない映像に見入ってしまう。特に2匹の象が踊るシーンが美しくて好きです。ファンタジアっぽいですよね。

今はダンボが苦労した末に成功した結果を観たいのと60分集中力がもつようになったのですが、そういえば昔はこのシーンを見終わったらすっかり観終わった気分になっていたような。

このシーンばかりが有名になりダンボの魅力がちゃんと伝わっているのかちょっと不満に思うこともあるのですが、冷静にみるとやっぱりこのシーンもこれだけで一つの作品のような魅力があるので納得です。

でもせっかくならせめてこの直前のダンボがいろいろなシャボン玉を作るシーンから観てほしい。この発想と表現がたまらなく好き。

あとがき

もう子供の頃から何度も観ているので好き!お気に入り!という感情ばかりです。

今回はディズニーデラックスで視聴したのですが、こんなにきれいな映像で観られるのかとびっくり。でも挿入曲の歌詞が全て新しくなっていて記憶と違ったのが少し寂しいです。(ケイシー・ジュニアの曲とかね)

実写版が発表されてからドキドキして待っていたのですが、ついに上映が始まったのでこの映画とはまた違った作品として楽しんできたいと思います。

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