「レッズ・ドリーム」:売れ残った一輪車の夢

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ピクサー短編作品「レッズ・ドリーム」の紹介と感想です。
思った以上に切なかった…。

画像:「Disney+」より
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基本情報

原題「Red’s Dream」1987 4分

Written,Directed and Animated(脚本、監督、アニメーション) by John Lasseter(ジョン・ラセター)

ピクサーアニメーションスタジオ作品

大人にもファンの多いピクサー映画の中で、今回は短編作品やテレビシリーズ作品についてまとめました。短編映画リストには公式の紹介動画も入れていますので是非作品の雰囲気をチェックしてみてください!

あらすじ

お店の片隅に置いてある半額になった赤い一輪車レッド。

ある雨の夜、レッドはピエロが乗る一輪車として舞台に立つ日を想像します。

画像:「レッズ・ドリーム」より

どんな作品?

1987年のピクサーによる短編映画。

2004年にディズニーの「ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!」と一緒に再公開された。

引用元:PixarWiki

感想(ネタバレ注意)

切ない演出とストーリー

こじゃれたバーでかかっていそうなジャズ音楽、外は暗く雨が降り、主人公は売れ残り半額となった一輪車…。

冒頭から物悲しいし、ここからハッピーエンドになるのかと思ったらそうでもないという。でもレッドという一つの赤い一輪車がとっても愛しく感じる作品でした。

雨のシーンは水たまりに落ちる雨粒の波紋が映り、その水たまりに映るショーウィンドウから店の中へ…というカメラワークがカッコいい。
本作でも十分にリアルな雨が表現されていますが、最近の作品はいかに水の表現がリアルになっているかということにも気づかされます。

暗さやピエロは見る人によってはちょっと怖い?

雨の夜ということもあり、全体的に色味が暗い本作。

レッドの想像の中でもスポットライトの外は観客の気配があるものの暗闇です。これは主役たちを際立たせるための演出であり、手間の削減でもあるのかなと勝手に想像してみたり。

でも音楽が最低限しか使用されていないのは手間の削減じゃないよな…ということはいかにシンプルに伝えるかということを意識しているのでしょうか。

それはさておき、問題はレッドの想像の中に登場するピエロのランピー(Lumpy)です。ランピーという名前は作中では分からず、調べて判明しました。”でこぼこした”という意味だそうです。

その名の通りお顔がでこぼこした造形のランピーは、スポットライトの当たり具合でそのでこぼこに影ができてちょっと怖い印象にも。目がつぶらで可愛いんだけど、やっぱりこの周囲が真っ暗なのが私を不安にさせるのでしょうか。

私はもともとピエロがちょっと怖いのでこう感じるだけで、普通はただ可愛いだけなのかもしれません。どう感じたかみんなに教えてほしい…。

過去作がカメオ出演

(私にしては珍しく)見つけちゃいました、カメオ出演!この作品自体が初期なので、過去作といっても2作品しかありません。

一つ目は「アンドレとウォーリーB.の冒険」、2つ目は「ルクソーJr.」。この2作品から登場しているキャラクターを是非探してみてください。

答えを書いておくと…

まずはお店の中にある壁掛け時計にアンドレの絵が。手が長針と短針になっていて、「トイ・ストーリー」のアンディの部屋にあるミッキーの時計みたい♪

次はレッドとピエロのランピーによるパフォーマンス場面。床がルクソーJR.が遊んでいたボールの柄になっています。これはピクサー・ボールとして知られているのですぐに分かっちゃうかな?

最後にお店の机の上にあるルクソーJr.にはお気づきでしょうか?冒頭では自転車の影になり分かりにくいのですが、夢から醒めたレッドが自分の場所に戻っていくときに一番よく見えます。
サイズが大きく見えるから、Jr.じゃなくて大きいほう(ルクソー?)だったりして?

切ないストーリーですが遊び心は満載ですね。

画像:「レッズ・ドリーム」より