ピクサー短編作品「ルクソーJr.」の紹介と感想です。
ルクソーJr.は世界一有名でカワイイ電気スタンドかもしれない。
基本情報
原題「Luxo Jr.」1999 2分
初公開は1986年
Story,Design,Models,Animation(ストーリー・デザイン・モデリング・アニメーション) John Lasseter(ジョン・ラセター)
ピクサーアニメーションスタジオ作品
あらすじ
電気スタンドのもとにボールが転がってきます。ボールを転がして遊んでいたのは小さな電気スタンドのルクソーJr.でした。
やんちゃなルクソーJr.がボールに乗っかって遊んでいると…。
どんな作品?
新設されたピクサーアニメーションスタジオで制作された最初の短編作品。
アカデミー賞にノミネートされた最初のコンピューターアニメーション短編映画。
(引用元:DisneyWiki )
この作品に登場するルクソーJr.はPixarロゴの”i”を務める。
セリフなし。
感想(ネタバレ注意)
おしゃれなアート作品
タイトルが電気スタンドのコードで表現されているのがまずおしゃれ!
音楽もピアノによるジャズ調のカッコいい音楽だし。
ピクサーは今でも子供から大人まで楽しめるような作品を生み出していますが、これは完全にアート作品として作られているように感じました。
でも動きがかわいいしセリフなしでストーリーも分かるので、結局小さな子から楽しめますね。すごい。
生き生きとした無機物
なんで電気スタンド?って考えちゃう。可動域の中で直線的な動きしかしないから初期の3DCGとしては動かしやすかったのかな?
でも光源が動き回るので影の付け方とかが難しくなりそうですが…。そんな難しいことも表現できちゃうよということでしょうか。
とにかく、この目も眉毛も口もないよくある無機物をこんなに表情豊かに描けるのがどの作品を観ても驚きしかないです。不思議で仕方ない。
軋む音すらも声(鳴き声?)に聞こえてしまいます。そしてそれすらカワイイ。
前作から進化しすぎ!
前作の「アンドレとウォーリーB.の冒険」から2年後の作品ですが、この二作品を続けて観てCGアニメーションの進化にとにかく驚きました。
アンドレはファンタジーとかカートゥーンの世界という感じでしたが、ルクソーJr.で題材を身近にあるものにしたのはこのリアルに描けるようになった技術をより伝えたいためかなと考えてしまいます。
時代を一気に飛び越えた気分を味わえるので皆さんにも是非この2作品を続けて観てみたり(合計3分!)、ほかにもCGアニメ初期作品と最近の作品を間を開けずに観てみてほしいです。是非私と同じ衝撃を味わって!