前回に引き続き、グーフィーの短編映画を3作品観ていきます♪
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グーフィーの短編アニメ映画37~39
37.グーフィーの二挺拳銃
短編映画「Two-Gun Goofy」より
原題:Two-Gun Goofy
公開日:1952年5月16日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、ピート、葬儀屋、美しい娘、ジュニア(カメオ出演)
あらすじ
馬に乗り西部を行くガンマンのグーフィーは、銀行強盗で指名手配犯のピートが馬車を強盗しているところに遭遇します。
グーフィーはすぐにその場にいた美しい娘に一目惚れ。娘に見惚れるあまりピートの存在に気が付かないまま彼をこてんぱんにやっつけてしまいました。
ピートに苦しめられていた町ではすぐにその話が広まり、訪れたグーフィーは大歓迎を受けます。ピートは町で何度もグーフィーを襲いましたが、何故か大苦戦。
怒りに燃えるピートは葬儀屋の入れ知恵により特大のダイナマイトをグーフィーのズボンに仕込むのですが…。
感想
昔から大好きなお話。タイトルは「グーフィーの二挺拳銃」ですが、グーフィーは一挺しか使わず二挺使っているのはピートだということに今気が付きました。
いつもどおり、敵に気がついていないときのグーフィーは無敵すぎて気持ちがいい。ピートのやられっぷりも見事で、2人の相性の良さを感じます。
顔が見えないけど曲線的で色っぽい娘さんや、表情がなくて恐ろしいような、でもどこかコミカルな葬儀屋、キューピッドになったかわいいジュニアなど、他のキャラクターもみんな魅力的♪
保安官のバッジがシリアルのおまけだったりグーフィーの身長を測る葬儀屋(棺桶のサイズかな?)などの細かいネタも楽しい。ラストのハッピーな爆発オチも良いですよね。
38.グーフィーの先生はお人好し
短編映画「Teachers Are People」より
原題:Teachers Are People
公開日:1952年6月27日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、ジョージ、他の子どもたち(生徒たち)
あらすじ
教育の場として重要な学校についてみてみましょう。子どもたちは続々とりんごを片手に学校へ向かっていきます。
学校で子どもたちを出迎えるのは賢く誠実な教師のグーフィー。元気が有り余っていたずらばかりの子どもたちに今日も教室で向き合います。
この教室ではどの子どもも個性的で一筋縄ではいかないのですが、中でも手強いのがメガネをかけたジョージという男の子。隙きあらば逃げ出そうとしたりお仕置き中もふざけたりとさすがのグーフィーも手を焼きます。
それでもグーフィー先生の手腕によりどうにか授業や昼休み、テストなどの時間が過ぎてやっと下校の時間になりますが…。
感想
物語というよりは、ある学校の一日を解説したような作品。教師の苦労を面白おかしく描いています。
子どもたちがりんごを片手に登校する様子は映画「ピノキオ」を思い出しました。先生が貧しかった時代に親が子どもに持たせてりんごを贈っていたそうですね。着替える前のお行儀の良い格好をしたジョージなんてまさにピノキオ。
真面目風なナレーション(理想)とやりたい放題な子どもたちの映像(現実)とのギャップが楽しい。昼休みが終わり囚人のように教室に戻ってくる子どもたちが微笑ましくて好きです。
子どもたちのいたずらを難なくかわす大人なグーフィーが素敵。でも簡単にカンニングされたりとやっぱり抜けているところが彼らしくて良かったです。こんな先生良いですね♪
39.グーフィーのバケーション
短編映画「Two Weeks Vacation」より
原題:Two Weeks Vacation
公開日:1952年10月31日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、キャンピングトレーラー(に乗る人たち)
あらすじ
2週間の休暇で旅行にでかけたグーフィー。車を走らせていると前を走っていたキャンピングトレーラーのせいでタイヤがパンクしてしまいます。
タイヤを交換しヒッチハイカーに出会ったりしながらも再びドライブを続けていると、またあのキャンピングトレーラーが出現。
さらには夜になりやっとの思いで見つけたモーテルの唯一の空室も、あのキャンピングトレーラーに先を越されてしまいます。
仕方なくしっかりと眠ることもできずにドライブを続けるグーフィー。するとまたあのキャンピングトレーラーに進路を妨害され…。
感想
どこへ向かっているのかわかりませんが、ひたすらドライブをするお話。
パンクを修理しない修理屋さんや無礼なヒッチハイカーに文句も言わないグーフィー、本当にお人好しですね。でもドライブ中はちょっと強気というギャップが面白かったです。
お気に入りのシーンはやっぱり泊まろうとしたモーテル!不幸中の幸いと思わせておいてこれでもかと不幸を重ねてくる場面なので、1つ1つのギャグの衝撃が大きかったです。
それにしてもグーフィーは冒頭でバケーションをあんなに楽しみにしていたので、ラストのあまりのブラックさには可笑しいながらもちょっと切なくなってしまいました。
あとがき
いかがでしたか?
トラブルに見舞われてもマイペースなグーフィーに癒やされつつも、ギャグはしっかりと面白いところがやっぱりすごい!
次回もお楽しみに♪
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