前回に引き続き、グーフィーの短編映画を3作品観ていきます♪
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グーフィーの短編アニメ映画25~27
25.グーフィーの自動車大好き
短編映画「Motor Mania」より
別邦題:グーフィーの自動車狂時代
原題:Motor Mania
公開日:1950年6月30日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー(ウォーカーさん)
あらすじ
ウォーカーさんはごく平凡で、いつもは虫も殺さない優しい人です。そして自分のことを安全運転する良いドライバーだと思っています。
しかし、車に乗りハンドルを握ったとたん、ウォーカーさんは自分勝手で横暴、まるで怪物のようなドライバーに変身してしまうのです。
乱暴な運転で町へ行き、車を降りた途端にまたもとの優しい性格に戻ったウォーカーさん。そして歩行者として町を通行する荒々しい運転のドライバーたちに苦しめられます。
しかし命からがら自分の車へたどり着きハンドルを握るとやはり怪物のような恐ろしいドライバーに戻ってしまい…。
感想
グーフィーの豹変ぶりが面白い作品。邦題が呑気すぎない?
怪物のようなグーフィーの姿に驚く人も多いようですが、耳やはみ出た前歯がなくより人間に近い姿にされていることもあり昔からどこかグーフィーとは別物と思っていたので特に受け入れ難く感じたことはなかったです。
他の車を遮ってのんびり運転していたかと思えば赤信号で時間を無駄にされたと怒りくるい、かと思えばほかの車と競走を始める怪物モードのウォーカーさん(英語版ではウィーラー(Wheeler)さんと呼ばれています)が面白い。
子供の頃はただ単純に面白いカートゥーンとして見ていましたが、大人になった今見ると多かれ少なかれ車に乗って気が大きくなることはあるんだろうなと気付かされます。あまり車には乗らないけど、乗るときは気をつけようっと。
26.グーフィーのカメラマン
短編映画「Hold That Pose」より
別邦題:グーフィーの写真屋
原題:Hold That Pose
公開日:1950年11月3日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、熊
あらすじ
仕事に疲れて帰宅したグーフィーは、退屈な日々を脱すべく新しい趣味としてカメラ(写真撮影)を始めます。
カメラ屋さんで一式を買い込むとさっそく自宅の一室を暗室にし、カメラの準備を済ませていざ撮影へ!
グーフィーが立入禁止場所に入り込み被写体に選んだのは大きな熊。写真を撮ろうとするグーフィーに、最初は起こされて怒っていた熊もまんざらではない様子です。
しかしある出来事が熊を怒らせてしまい、2人(匹)は命がけの追いかけっこに。遊園地や町中を駆け回る間にも度々グーフィーは熊の写真を撮り…。
感想
仕事に疲れた男(=グーフィー)が趣味を見つけるお話。コンセプトや冒頭はそのまま「グーフィーの体操教室」ですね。
暗室で行っていたカメラのセッティングは実際もドキドキする作業なのでしょうか。汗を流しながら震える手で操作するグーフィーを見守り、”1”が登場したときには一緒に達成感を味わえます。
おかゆを食べる3匹の熊がいたりドナルド短編で見たような遊園地を駆け回ったりと見た目も楽しい追いかけっこは、シャッターチャンスを逃さないちゃっかり者のグーフィーが面白い。
熊はなぜか住んでいた自然あふれる場所よりも追いかけっこ終盤の町中の方が似合うのが不思議。エレベーターで登るシーンがお気に入りです。
27.グーフィーの昼寝騒動
短編映画「Lion Down」より
原題:Lion Down
公開日:1951年1月5日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、ライオン
あらすじ
ビルの屋上にある庭でハンモックをかけお昼寝をしようとしたグーフィー。しかし木が1本しかないので、山へ行きもう1本の木を持ち帰って屋上に植えます。
ところが、グーフィーが持ち帰った木の上にはお昼寝をしていたライオンがいたのです。グーフィーが木を運んでいるときに落ちてしまったライオンは屋上まで追いかけてくると、木の上でお昼寝を再開。
グーフィーはそれに気づかず下のハンモックでお昼寝を始めますが、ライオンは木の上よりも寝心地が良さそうなハンモックを見てグーフィーを追い出しにかかります。
こうしてグーフィーとライオンはハンモックの取り合いに。高いビルの屋上で繰り広げられる戦いは危険がいっぱいで…。
感想
ドナルドの短編にも何度か登場したライオンとグーフィーの共演作品。子供の頃はこの屋上にある大きな庭とハンモックに憧れたものです。
お昼寝を始めようとしていても律儀に玄関のチャイムに応対するグーフィー、またなぜか同様に家主のごとく応対するライオンが面白い。
私はなぜかしっぽに絡まったロープをぶつくさいいながらほどくライオンがお気に入りです。あとはハンモックの両端を握って落ちていく2人(匹)の朝の通勤電車を思わせるシーンも大好き。
この作品のイチオシはテンポの良さと空中で繰り広げられるドタバタ劇。気の長いオチもグーフィーらしくて素敵です♪
あとがき
いかがでしたか?
共演者が少なかったグーフィーでしたが、徐々にそのバラエティが増えてきましたね!
そろそろグーフィーの奥さんも登場しそうです。お楽しみに♪
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