短編映画を観て感想を述べるシリーズ。
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今回はドナルドダックの短編映画、21作目から25作目までです。
ドナルドの短編映画21~25
21.ドナルドのモーターボート
原題:Put-Put Troubles
公開日:1940年7月19日
監督:ライリー・トムソン
登場キャラクター
ドナルド、プルート、カエル、バネ、エンジン
あらすじ
プルートを連れてモーターボートに乗りにきたドナルド。
水辺でカエルを追っていたプルートは顔がバネに巻き込まれてしまい大変な目に。
ドナルドはそんなプルートをおいて一人でボートを楽しもうとしますが、エンジンが思うように動きません。
格闘の末ドナルドにエンジンが引っかかってしまい、駆けつけたプルートを巻き込んで猛スピードで水上を走り出します!
感想
エンジンがタイプライターになったり缶詰の開け口?のようになったり、ほかにも地面がチャックのようになったりと、文章では何がなんだか分かりませんが発想が面白い作品。
これは観てもらわなければ伝わりません。
私のお気に入りはエンジン搭載ドナルド。もちろんお尻で進みます。
プルートはいつも通り巻き込まれ役ですがドナルドが溺れているとすぐに駆けつける忠犬っぷりには泣かされます。
22.ドナルドの夏休み
原題:Donald’s Vacation
公開日:1940年8月9日
監督:ジャック・キング
登場キャラクター
ドナルド、リスたち、クマ
あらすじ
ウクレレを弾きながらカヌーに乗ってご機嫌のドナルド。
素敵な場所を見つけ、さっそくキャンプの準備。組み立てイスも格闘の末設置します。
しかし、やっとゆっくりできると思った矢先にリスたちが自分の食料を持ち出しているところを目撃。
あわててリスたちを追いかけたドナルドが捕まえたのは・・・?
感想
メリーポピンズのごとく絶対に入らない量の荷物が出てきたり、テントに早変わりしたりするあのカヌー?は夢があっていいですね。ほしい。
今回は虫ではなくリスたちが出てくるんですが、チップとデールを丸くしていっぱいに増やしたような、もうそりゃあかわいいです。
そんな彼らをイスに引っかかったまま器用に追いかけるドナルドには笑っちゃう。
終盤のクマとの追いかけっこは疾走感が過去最高レベルです。
23.ドナルドの摩天楼
原題:Window Cleaners
公開日:1940年9月20日
監督:ジャック・キング
登場キャラクター
ドナルド、プルート、ハチ
あらすじ
高層ビルの窓拭き掃除をするドナルド。プルートは地上でお手伝い役です。
しかし、水を汲むはずのプルートが寝てしまい、ドナルドは仕事が進められません。なんとか上からプルートを起こそうとしますが・・・。
その後も仕事を続けるドナルド。近くにいたハチにちょっかいを出します。
すると、怒ったハチは猛攻撃。身動きが取れないドナルドはハチを吹き飛ばそうとしますが、ハチも簡単にはあきらめません・・・。
感想
ドナルド自業自得回。プルートはともかく、ハチはそっとしておかないといけませんね。
今作何といっても窓が割れるときの迫力がすごい。今にもこっちにガラスが飛んできそうで怖いくらい。でもその後のドナルドのごまかしポーズがかわいくて癒されます。よってプラマイゼロ。
プルートは今作ほぼ寝てました。忠犬なときも好きですが、ノミを噛んだり眠気が勝ったりと今回のように犬らしい回も好き。よっぽど眠いのね。
24.ドナルドの消防隊長
原題:The Fire Chief
公開日:1940年12月13日
監督:ジャック・キング
登場キャラクター
ドナルド、ヒューイ、デューイ、ルーイ
あらすじ
消防隊長のドナルドと、隊員の甥っ子たち。
ドナルドのいびきのうるささに耐え切れずいたずらを仕掛ける三人ですが、ドナルドも仕返しに厳しく働かせます。
しかしドナルドが指導を張り切った結果、なんと消防署が火事に。
隊長と隊員たちは無事に火を消し止められるのでしょうか。
感想
行進のときのお尻がかわいい隊長。
蛇の動きをするホースや天までのぼるはしごなど、消防車ならではのアイテムを駆使したドタバタが面白いです。
甥っ子たちも最初にいたずらするものの、隊長より冷静。お尻がかわいいシーンは後半にありますよ。
オチはかわいそうですが、やはり彼らは向いていなかったとしか…。
ラストカットのドナルドはちょっとめずらしいので必見です。
25.ドナルドと山男
原題:Timber
公開日:1941年1月10日
監督:ジャック・キング
登場キャラクター
ドナルド、ピート(ピエール?)
あらすじ
ドナルドが山中の線路沿いを旅していると製材所の中からごちそうの香りが。
お腹が空いていたドナルドは窓から食べ物を盗もうとしますが中にいたピートに見つかってしまいます。
ピートは罰としてドナルドに伐採の仕事をさせますがドナルドは失敗ばかり。
さらにピートを怒らせてしまい・・・。
感想
山男って何だろうと調べたら、妖怪・・・?実際は伐採業者のようです。
小屋に「PIERRE(ピエール)」とあるのは今回のピートの役名でしょうか?
ちなみに原題の「Timber」は木を切ったときに言う「倒れるぞー」という意味みたいです。
本作は最初のこっそり食べ物を取ろうとするところ(音楽がまた良い)と、後半の手漕ぎトロッコでの追いかけっこが特に好きです。
最後、ドナルドはまた陽気な旅に戻るのですが、ピート踏んだり蹴ったりだな・・・。
あとがき
いかがでしたか?
今回は公式動画がなくてちょっと寂しいですが、面白い作品が続くのでぜひ観てほしいです。
次回は動画もあるといいな!お楽しみに!
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