ピクサー短編作品「フォー・ザ・バーズ」の紹介と感想です。
自業自得としか…。
基本情報
原題「For the Birds」2001 3分
Directed (監督) by Ralph Eggleston
Produced(制作) by Karen Dufilho
Executive Producer John Lasseter
ピクサーアニメーションスタジオ作品
あらすじ
電線にとまる小さな鳥たち。そこへやってきたのは大きな一羽の鳥。
大きな鳥は小さな鳥たちの仲間に入ろうとしますが、小さな鳥たちは受け入れたくないようで…。
どんな作品?
ピクサーアニメーションスタジオ短編映画7作目。
第74回(2001)アカデミー短編アニメ賞を受賞。
引用元:DisneyWiki
感想(ネタバレ注意)
他人を笑うことなかれ
電線に止まる可愛い鳥たち。早速何やらピーピー言い争っているようだけどそれすら可愛い。
しかし、大きな鳥が現れてから分かってくる排他的な彼らの行動。あちらは友好的なのでもう少し優しくしてあげてもいいのでは?と思っていると・・・。
3分間でかわいさと面白さを味わえる上、なんだかちょっとスッキリするお話でした。
大きい鳥がちょっとカールじいさんの空飛ぶ家のケヴィンに似ている気がしなくもないな。
首がひゅっと長い鳥は動きも大きくなり面白い!のんびり屋さんっぽい性格も、小さな鳥達の忙しなさと対照的で楽しいです。
ふわふわの羽毛
今までは金属やプラスチックのようなツルツルピカピカした素材の登場人物が多かったピクサー作品ですが、本作のキャラクターは鳥なのでみんなが羽毛で全身ふわふわ。
柔らかそうな質感はやはり最近の技術と比べると少なめですが、一枚一枚の羽で覆われている様子はよく分かるしそれだけでもふわふわ感は十分に伝わります。
このふわふわの表現ができるようになったからこそ可能となったこのオチ、と考えるとなんだか感慨深い気がします。アイデアと技術が揃ってこそ表現できるお話っていうのもあるんだなぁ。