今回は映画ではなくTVスペシャル!
その名も「世にも恐ろしいサプライズ ミッキーマウス! ハロウィーン びっくりストーリー」です。
「ミッキーマウス!」というTVシリーズのハロウィンスペシャルですね。いつもは5分弱のストーリーですが本作はスペシャルなので20分以上ありたっぷりお話を堪能できます♪
クリスマススペシャルとともにDVDにもなりました。
基本情報
原題は「The Scariest Story Ever: A Mickey Mouse Halloween Spooktacular! 」。こちらも長い!
先に書いたように「ミッキーマウス!」というTVシリーズのスペシャル版。
シリーズ自体が個性強めなので、TVシリーズを知らない方にはちょっと違和感ある作風かもしれません。
全米初放送日は2017年10月8日。クリスマス・スペシャルに続き、2作品目のTVスペシャルです。
↓こちらは日本での第2話(アメリカでは第1話)。いきなり裸のミッキー。こんな世界観です。
あらすじ
ハロウィンの夜、ミッキーの家に集まったドナルド、グーフィー、ドナルドの甥っ子たち、ミッキーの甥っ子たち。
夜中の12時になり、ミッキーは甥っ子たち5人にとびっきりの怖い話を披露します。
しかし、子どもたちは話が怖くないと不満な様子。グーフィーやドナルドも怖い話をしてみますが全く怖がりません。
そこで今度はミッキーを中心にドナルド、グーフィーも参加して3人で吸血鬼の話を始めます。
ところがこの話でも子どもたちは怖がらず、終いには不満が溜まったのか(夜中にお菓子を食べたせいか)暴れだしてしまいます。
そんな子どもたちに「自分が怖いから怖い話ができないんでしょ」とバカにされてしまったミッキーは、さらに気合を入れて最後の怖い話を始めます。それはパイを盗む悪ガキたちのお話で…。
感想
※ネタバレとなる情報が含まれていますのでご注意ください。
おしゃれでたのしいオープニング
最近の長編アニメ映画のエンドロールでありそうな、おしゃれなイラスト調のオープニングがもしかすると一番印象的かもしれない。今回の視聴だけでオープニングは2回観ました。
ミッキーたちが子どもたちを引率してお菓子をもらいに家をまわっている様子もとてもかわいいです。
ホーレスやクララベル、首なし騎士や「ファンタジア」のあのお方まで登場するので目が離せません!
みんなの仮装がとってもかわいい!
ヒューイ・デューイ・ルーイは悪魔、魔法使い、おばけでモーティ・フェルディは怪獣(恐竜?)、海賊。ハロウィンエピソードならではのコスチュームがかわいかった!
ちなみにミッキーは「ミッキーマウス!」第2話(日本では第3話)の「お静かに」(Yodelberg)の衣装を着ているようです。
グーフィーはスーパーグーフィー(調べるまでスーパーマンだと思ってた)。ドナルドは仮装なしみたいで残念でした。
ちょっとネタバレですがデイジーも仮装なしなので、意外とこういうイベントには乗らないカップル?ミッキーとミニーはノリノリなのにね。
↓ミッキーはこの衣装です。これも面白いお話。
1つ目はフランケンシュタインのお話
博士がグーフィーなのはちょっと意外だったけど、ドナルドの助手役が似合いすぎて面白い。
モノクロアニメで途中まではけっこういい雰囲気だっただけに、ミッキーの登場とそれ以降の展開の意外性が良かったです♪
「カーニバル・キッド」パロディと思われる頭を帽子のように取るシーンで脳みそが見えて緑色の液体が糸を引いてるのは衝撃。面白いけど、大丈夫なのか?
ちなみにこの後ほかの2人も怖い話に挑戦します。ちょっとしたシーンですが、自分で自分の話に一番怖がるグーフィー、かなり雑に済ませようとするドナルドとそれぞれ彼ららしくていい感じでしたね。
よく出来た吸血鬼の話
2つ目のお話はミッキーの話にドナルドとグーフィーが合いの手を入れどんどん設定を変えるのでころころと展開が変わるのが楽しい。
吸血鬼との戦いは特に迫力もありバカバカしさもありでこのお話だけで短編映画のようなボリュームと満足感でした♪
吸血鬼のビジュアルも良かったですね。結構イケメンですよね。
私はかなり満足でしたが、子どもたちにはまたもや不評。確かに怖くはないかな。
責められるミッキー
ドナルドとグーフィーから「幸せに育ってきたから怖い話なんてできるはずない」と責められるミッキー。
私は昔の短編映画の影響でミッキーは孤児というイメージがあるので勝手に苦労人だと思っていましたが、幸せに生きてきたなら良かった。
全然深刻なシーンでもなんでもないのですが、2人に責められるミッキーがちょっとかわいそう。ドナルドはあることないことすぐに言いそうですが、グーフィーに言われると「あ、ほんとにそう思ってるんだな」って感じがします。傷つくわぁ。
あ、なんかしんみりしたけど面白いシーンですよ。
一番怖いパイのお話
ミッキーの本気。
話を聞く子どもたち5人を主役にしたお話で、悪ガキが痛い目に遭うというなかなか教育的なお話です。
途中までは怖い雰囲気はほぼなく、後半から少し怖くなります。私が幼稚園生だったら泣くかもしれないくらいの怖さです。(怖がり)
ストーリーはよくあるものですが「じゃああのパイは…」みたいなぞっとする怖さでした。
映像的にはおばあちゃんのにやりと笑う口元のアップ(とその時の効果音)、パイを食べて中毒っぽくなる子どもたち、最後のヒューイとおばあちゃんのシーンが怖い。
このお話を怖がるみんなの顔はかなり面白かったです♪
その後から「THE END」までの流れはオープニング並みに良かった!
あとがき
クリスマス・スペシャルが面白かったので期待して観ましたが、こちらも楽しく、ほどよく怖くて良かったです!
「ミッキーマウス!」シリーズは絵も独特なのでなかなか手が出ない方もいるかと思いますが、ふだんのシリーズ自体は短く公式でもいくつか観ることができるので、気になった方は是非みてください♪
↓「ミッキーマウス!」シリーズのベースとなるミッキー短編映画シリーズ