第9回となる今回はミッキー短編映画シリーズの41~45作目。
前回(第8回)はこちら↓
子供の頃に観ていた方も今はまっている方もまだ観たことがない方も、是非一緒に懐かしんだり楽しんだり、まだ知らない映画に出会いましょう♪
ミッキーの短編アニメ映画41~45
41.ミッキー一座
短編映画「Mickey’s Revue」より
原題:Mickey’s Revue
公開日:1932年5月2日
監督:ウィルフレッド・ジャクソン
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、ホーレス、クララベル、グーフィー
あらすじ
ミッキーの指揮による演奏でレビュー(歌と踊りのショー)が始まりました。
まずはミニーが釣り糸で宙を舞い、牛たちによる華麗なダンス。続いて犬たちのダンスです。
観客席では大きな音をたてながらピーナッツを食べたり、度々舞台にあがっては連れ戻されていくプルートを観て大笑いする観客に対し、まわりの観客が困り顔。
一方舞台の床下にいた猫たちは舞台上が賑やかなことに気づき興味津々です。そしてとうとうミッキーとミニーの演奏中に大量の子猫たちが乱入してしまいます。
感想
グーフィー初登場作品。このときの名前は匿名ともディピー・ダウグともいわれていて真相はよく分かりませんでしたが、とくかくまだグーフィーという名前ではなかったようです。
ちょっとおじいちゃんっぽいしまだキャラは掴めませんが、あの笑い声はまさにグーフィー。
今までは視聴者が観客として舞台を観ているような作品が多かったのですが、今回は観客席の様子が挟まれるというちょっと新しいスタイルで音楽もダンスもギャグも楽しめます。
私はディズニーが描くバレエが好きなので今回の牛たちの踊りにはぐっときます。
度々プルートが乱入するところが面白く、プルートの出番が増えることで子猫たちの出番も増えてうれしいです。(猫好き)
42.ミッキーの陽気な農夫
短編映画「The Musical Farmer」より
原題:The Musical Farmer
公開日:1932年7月11日
監督:ウィルフレッド・ジャクソン
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、農場の動物たち
あらすじ
協力して種まきをするミッキーとプルート。ところがまいた種は片っ端からカラスが食べてしまいます。
その後牛の乳搾りをしているミニーを見つけたミッキーとプルートはかかしの服に入っていたずらを開始。
最初は怖がっていたミニーでしたがすぐにばれてしまい、農場の動物たちと一緒に歌やダンスを楽しみます。
そんな中、なかなか卵が産まれなかった鶏が大きな卵を産んだことで農場は大騒ぎに。ミッキーは記念写真をとる準備を始めます。
感想
賑やかな農場の一幕。今回は農場の動物たちも主役です。
以前はミッキーにやらせていた牛の乳絞りを自分でやるようになったミニーを見て彼女の成長を感じました。
ほかの短編映画でもみることができますがこの音楽に合わせて楽しそうにぽんぽんと卵を産む鶏たちがなんとも気持ちよく、卵が箱に収まっていく様子も楽しいです。
最後にミッキーが使っていたのは「閃光粉」(フラッシュの役割)というらしいのですが、カートゥーンの見過ぎでもはや爆発するものとして認識しています。
43.ミッキーのアラビア探検
短編映画「Mickey in Arabia」より
原題:Mickey in Arabia
公開日:1932年7月20日
監督:ウィルフレッド・ジャクソン
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、ピート、ラクダ、アラビアの人たち
あらすじ
ラクダに乗りアラビア観光にやってきたミッキーとミニー。
しかし2人が仲良く写真を撮っていると背後から突然ピートがあらわれミニーを誘拐してしまいます。
ミッキーは慌ててラクダに乗りピートを追いかけようとしますが、ラクダはミッキーたちが観光しているあいだにお酒を飲んでいたのでまともに走れません。
一方その頃ピートの屋敷ではミニーがキスを迫られ部屋の中を逃げ回っています。
果たしてミッキーは無事ピートのもとへたどり着き、ミニーを助け出すことができるのでしょうか。
感想
オープニングの「ミニーのユー・フー!」からすでにアラビア風?な作品。
「ギャロッピン・ガウチョ」が好きな私はやはりこのお話も大好き。
最初のちょっと不思議で魅力的な現地の人たちが楽しいし、ピートとの戦いもミニーを守りながらまわりの人を巻き込んで一進一退する様子が面白いです。
特に最後のシーンでピートをかわして2人でラクダに乗るところがお気に入り。
このピートは「スルタン(サルタン)ピート」というらしいのですが、スルタンとはアラビア語で権力者を意味するそうです。だから戦いの舞台が豪邸だったんですね。
44.ミッキーの子煩悩
短編映画「Mickey’s Nightmare」より
原題:Mickey’s Nightmare
公開日:1932年8月13日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、プルート、ミニー、子供たち、ペットたち
あらすじ
お祈りをしてベッドに入り、ミニーの写真にキスをして眠りにつくミッキー。
眠っているときにプルートから顔を舐められたことで、ミニーからキスされる夢を見始めます。
そのまま夢の中でプロポーズと結婚式を済ませたミッキーが新居で庭の手入れをしていると、鳥たちがたくさんの子供を運んできました。
しかし、この子供たちのあまりの腕白ぶりに、幸せな夢は一転・・・。
感想
ファンは見逃せないミッキーとミニーの新婚生活(夢の中だけど)を見ることができる作品。
寝る前のお祈りをしっかりと行うミッキーに感心していたらろうそくの火の消し方に不意をつかれて笑ってしまいました。
お行儀が悪いですがどうしてもミッキーと一緒に寝たいプルートがとてもかわいいです。
ミッキーの子供たちもミッキーを小さくして幼稚園のスモックを着せたような見た目でひとつほしいくらいの愛らしさですが、とてつもないやんちゃぶりはキャラクター史上最強かも。
夢から覚めたときの喜びようを見て、さすがのミッキーもそりゃ大変だったよねとなんだか安心してしまいました。
45.ミッキーのトレーダーホーン
短編映画「Trader Mickey」より
原題:Trader Mickey
公開日:1932年8月20日
監督:デイヴィッド・ハンド
登場キャラクター
ミッキー、プルート、人食い人種たち
あらすじ
船で荷物を運ぶトレーダー(貿易業者)のミッキーとプルート。
しかし島に上陸したとたん、おそろしい人食い人種に捕まってしまいました。
人食い人種たちはミッキーとプルートを料理しているあいだに船の荷物を物色し始めますが、どれも使い方を分かっていない様子。
そこでミッキーが楽器を演奏して見せると、その楽しさに夢中になった人食い人種たちは見よう見まねで楽器を演奏したり踊ったり。ミッキーたちを食べることも忘れてしまったようです。
感想
音楽でどんなピンチも切り抜けてしまうミッキーのお話。音楽ってすごい。
白黒映画であることも相まって人食い人種の登場シーンはちょっと怖いです。
部族の長らしき人物の笑い声がグーフィーそのものなのですが、それもそのはずグーフィーの声と同じ方が演じているそう。
長のダンスもいいですが、お気に入りはミッキーと2人の人食い人種の盾を持ったダンス。
音楽が始まってからは人食い人種が陽気でかわいらしく見えてきますが、背景にちらつく骸骨を見て我に返ってしまいます。
あとがき
いかがでしたか?
ついにグーフィーが登場!今後の活躍に期待大です。
次回もお楽しみに♪
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