前回に引き続き、グーフィーの短編映画を3作品観ていきます♪
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グーフィーの短編アニメ映画43~45
43.グーフィーのマイホームパパ
短編映画「Father’s Week End」より
別邦題:グーフィーの三頭社員/グーフィー・パパのクタクタ週末
原題:Father’s Week End
公開日:1953年6月20日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー(ジョージ)、ジュニア、グーフィーの奥さん、バウザー(飼い犬)
あらすじ
働くパパであるグーフィー。平日は会社と家を往復し、土曜日の夜に羽目を外して、やっと日曜日という休日を迎えます。
仕事で疲れ切ったグーフィーは休日らしく寝坊をしようとしますが、ジュニアがベッドに潜り込んだり電話が鳴ったり友人が誘いに来たりと安眠は邪魔されるばかり。
その後もだらだらと休みを満喫したいグーフィーでしたがうまく行きません。さらに今日はジュニアをビーチへ連れて行く約束があったのです。
元気いっぱいのジュニアはドライブ中もバウザーと一緒に暴れまわり、ビーチでは泣きじゃくります。困ったグーフィーはジュニアの機嫌を取るためにビーチの近くのカーニバル(移動遊園地)へ連れて行きますが…。
感想
私が気に入っているパパグーフィーシリーズ、おそらく最後の作品です。序盤の作品と比べるとジュニアの成長を感じますね。
ちょっと新聞を取りに行くだけだからと寝間着で外に出たら運悪く隣人たちに遭遇してしまったり、だらしなく過ごしているときの急な来客など、すごく親近感が湧くエピソードがいっぱい楽しめます。
後半のジュニアとおでかけするエピソードは行楽地へ子どもを連れて行く親あるあるといった感じ。私が子供のときはどちらかというとジュニア目線で楽しんでいましたが、今見るとグーフィーのクタクタ具合の方により共感してしまいます。
それにしてもお人好しで人間味のあるグーフィーは本当によく父親が似合う!その後息子マックスとの作品が数多く作られどんどんと人気が出たのにも納得です♪
44.グーフィーのダンス教室
短編映画「How to Dance」より
原題:How to Dance
公開日:1953年7月11日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、グーフィーの奥さん?
あらすじ
いつの時代も人々は踊りで気持ちを表現してきました。しかし現代のあるダンスパーティーではダンスに自信がないグーフィーだけが1人席に残り参加できないでいます。
ナレーションに勇気付けられ、ダンスの練習を始めたグーフィー。まずは本を見ながら足の置き方、つまりステップを勉強します。
次はパートナーとの練習。エスコートからダンスまで一連の流れを学び、まさに刺激的な体験をします。
その後独学に限界を感じたグーフィーはダンス教室に通い、ついにダンスをマスター。再びダンスパーティーに参加しますが…。
感想
まずはダンスの歴史を振り返り、ナレーションの解説付きでグーフィーがダンスを練習していくというまさに教室(How to)シリーズらしい作品です。
なんといってもトルソーと器用に踊るグーフィーのシーンが印象的!トルソーが生きていてひとりでに動いているようにしか見えません。もうダンスよりこの芸を極めてほしい。
ダンス教室で様々なダンスを学ぶグーフィーのシーンもお気に入り。次々と衣装が変わり(これがどれも似合う。さすがスタイルもいいグーフィー!)半ば操られるようにダンスパーティーには必要なさそうなダンスを覚えていきます。
ちなみにグーフィーの奥さんが登場しているらしいのですが、トルソーを貸してくれた人?ダンス教室の人?最後の黄色いドレスの人?最後にグーフィーは一人でダンスパーティーへ行ったので、もし最後の人が奥さんならこのパーティーで出会ったのかも。素敵ですね。
45.グーフィーの催眠療法
短編映画「How to Sleep」より
別邦題:グーフィーの睡眠法/グーフィーの催眠法
原題:How to Sleep
公開日:1953年12月25日
監督:ジャック・キニー
登場キャラクター
グーフィー、科学者
あらすじ
人は人生の3分の1が睡眠であり、人々は太古の昔より安眠を求めてきました。時代により寝床が変化し、様々な寝方も登場します。そして彼らの寝る姿はまるで動物のよう。
しかし、忙しい現代では十分な睡眠をとれないケースが多くなりました。グーフィーもその一人で、仕事中や帰り道は眠くて仕方がないのにベッドに入ると眠れないのです。
そこで枕を整え換気をし、電気毛布やホットミルクで体を温め羊を数えるなどさまざまな方法を試しますがそれでも眠ることは出来ません。
ここで頼りになるのが進歩し続ける今日の科学。グーフィーの家に登場した科学者は、はたしてグーフィーを眠らせることができるのでしょうか?
感想
How toシリーズですが、邦題は「グーフィーの睡眠教室」にはならなかったようです。1953年にはすでに”現代人の不眠症”という問題があったのですね。
前半で眠り方をこれでもかと紹介するシーンは次の展開が分かっていてもグーフィーが登場するだけで面白い。数えようとした羊が大群になり慌てるベタなギャグも大好きです。
科学者が試行錯誤する後半のシーンでは昔からグラフを記入していくはずの2本のアームが好き勝手するところがお気に入り。突然訪れる乱暴なオチもお決まりですが良かったです。
余談ですが、この作品には1950年の映画「シンデレラ」に登場したシンデレラと仲良しの犬ブルーノが1シーンのみ登場していますので是非探してみてください♪
あとがき
いかがでしたか?
グーフィーシリーズもいよいよ次回が最終回となりました!
お楽しみに♪
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