ピクサー短編作品、「ジョージとAJ」の紹介と感想です。
うっかり忘れてたけど、これが普通の反応だよね。
基本情報
原題「George and A.J.」2009 3分
Written & Directed (脚本・監督) by Josh Cooley
Produced (制作) by Galyn Susman
Executive Producers Pete Docter , Jonas Rivera
ピクサーアニメーションスタジオ作品。
あらすじ
カールじいさんを老人ホームへ迎えに来た看護師のジョージとAJ。
目の前で風船をつけた家が舞い上がりショックを受ける二人だったが、衝撃はこれだけでは終わらなかった。
カールじいさんが大冒険をしている一方その頃、彼らはカールに触発された老人たちによる奇想天外な脱走劇の連続に遭っていたのだ。
どんな作品?
「カールじいさんの空飛ぶ家」のスピンオフ作品。
上記作品とともにiTunesなどで配信された。
監督は「トイ・ストーリー4」の監督であるジョシュ・クーリー。
同じく「カールじいさんの空飛ぶ家」スピンオフ作品としてピクサー短編前作「ダグの特別な1日」があります。こちらもおすすめ!
引用元:DisneyWiki
感想(ネタバレ注意)
本編のちょい役キャラを愛する短編
きっと「カールじいさんの空飛ぶ家」で家が飛んでいくシーンを作った時に、これを実際に見た人たちはそれはそれは驚くだろうなぁという思いの延長で作られたんじゃないかなって、勝手に想像しました。
カールじいさんの冒険はあまりに驚きに満ち溢れていて観ている方はすっかり変な出来事に慣れてしまっていましたが、ジョージとAJがいちいち驚くたびに「そりゃ現実でこんなことが目の前で起こったら眠れないよね〜」という通常の感覚を思い出します。
この作品を観た後に本編を観ると、ちょい役のジョージとAJへの愛着が段違いになって面白いです。
映画の登場人物一人一人にそれぞれ生活があるんだよねっていうのはよく想像するのですが、作り手もそんなことを考えているのかな?
ビデオコンテみたい
ピクサーはたしか今までずっと3DCG作品だったので2Dタッチの作品は本作が初めてじゃないかな?その後はデイ&ナイトの一部やモルデューの伝説などでイラストタッチの技術が使われていますね。
この静止画を動かしている感じ、昔インターネット上に色々あった個人制作のフラッシュアニメを思い出して懐かしくなります。
気合を入れた美しい映像よりも静止画っぽさが可笑しくて本作のとぼけたような雰囲気にマッチしている気がします。今後の作品にも使おうと実験的にこのようなスタイルにしてみたのでしょうか?