ドナルドダックの短編映画シリーズ感想【No111~115】

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短編映画を観て感想を述べるシリーズ。

前回の記事はこちら

ドナルドダックの短編映画シリーズのうち106~110作品目のあらすじと感想。今回ご紹介するのは「ドナルドの決闘」「クマの命びろい」「リスのピーナッツ」「ドナルドのボクシング・チャンプ」「ドナルドの人喰人種」の5作品です。

今回はドナルドダックの短編映画、111作目から115作目までです。

グランドキャニオン

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ドナルドの短編映画111~115

111.ドナルドの日記帳

原題:Donald’s Diary
公開日:1954年3月5日
監督:ジャック・キニー

登場キャラクター

ドナルド、デイジー、ヒューイ、デューイ、ルーイ、デイジーの両親

あらすじ

夫を捕まえる方法」という本を読んでいたデイジーは偶然外を通りかかったドナルドに目をつけアピールを開始。

鈍感なドナルドを強引に振り向かせると、ドナルドもデイジーにすっかり夢中になります。

デートを重ねデイジーに家族を紹介されたドナルドは遂にプロポーズすることを決意

指輪を用意してデイジーの家を訪ねますがデイジーはまだ準備に時間がかかりそう。ドナルドは彼女の支度を待っている間に居眠りをしてしまい、夢の中で結婚後の生活を体験します。

感想

ドナルドのナレーション(でもかっこいい声)で過去を振り返る形式の本作。

登場人物はいつもの面々なのですがデイジーがピンク色だったり三つ子がドナルドの甥っ子ではなくデイジーの弟として登場していたりと、いつもと違う世界のお話のようです。

となると初登場のデイジーの両親もこのお話だけの設定かもしれません。

内容はこのお話を作った人は結婚生活で何かあったのか?と思わずにはいられないような現実感。

まあでも確かに結婚生活ってこんなものなのかな。子供がこれを観て結婚が嫌にならないかちょっと心配です。

いつものドナルド一筋のデイジーではなく強引で手段を選ばない、そして旦那を尻に敷くこのデイジーも私は好きです。

112.リスの怪獣退治

別タイトル:子リスの怪獣退治
原題:Dragon Around
公開日:1954年7月16日
監督:ジャック・ハンナ

登場キャラクター

ドナルド、チップ、デール、ショベルカー

あらすじ

デールがドラゴンを退治するおとぎ話を読んでいると本物のドラゴンが出現!

・・・と思ったら、それはドナルドが操縦するショベルカーでした。

高速道路の建設工事をしているドナルドは、ショベルカーを使ってチップとデールの家である切り株の撤去に取り掛かります。

それを見たチップとデールは家を守るため馬と騎士に扮してドラゴン(ショベルカー)退治に乗り出します。

感想

ドラゴン、に見立てたショベルカー、を操縦するドナルドを退治するお話。チップとデールが住んでいる切り株がお城っぽい形をしているところが好きです。

全体的にどこかで観たシーンが多いですが、リスたちの顔のかわいらしさは出演作の中で1、2を争うと思います。(私の中で)

なんといってもショベルカーの生き物っぽい表情や動きの表現が楽しい

いつもの大岩転がしや爆発もありこれぞドナルド、チップ、デールのお話という感じです。

113.ドナルドと腹ペコグマ

原題:Grin and Bear It
公開日:1954年8月13日
監督:ジャック・ハンナ

登場キャラクター

ドナルド、くまのハンフリー、園長(J.オーデュボン・ウッドロア)、客たち(人間)、熊たち

あらすじ

ドナルドをはじめたくさんのお客さんがブラウンストーン国立公園へやってきました。

そこで園長のレンジャー・ウッドローは園内の熊たちにお客さんをもてなすように指示。

熊たちはそれぞれ芸をしたり一緒に遊んだりしてお客さんたちから食べ物をもらいます。

しかし出遅れてしまったハンフリーだけはなかなか食べ物にありつけません。やっと1人でいるドナルドを見付け、芸をしたり気を引いたりして食べ物をもらおうとしますが・・・。

感想

子供の頃お気に入りだったハンフリーのお話のひとつ。

熊にごちそうを分けなければいけないルールではないと思うのですが、一番食い意地がはっているハンフリー一番鈍感でケチなドナルドの組み合わせで起きた悲劇が面白いです。

ハムやチーズをたくさん重ねてるのにぎゅっと薄くなるサンドイッチに憧れる。

ハンフリーの最後の手段にはヒヤヒヤしますが、ラストは喧嘩両成敗です。

114.ドナルドのピーナッツ売り

原題:The Flying Squirrel
公開日:1954年11月12日
監督:ジャック・ハンナ

登場キャラクター

ドナルド、ムササビ

あらすじ

公園へピーナッツを売りにきたドナルドは1匹のムササビが売り物のピーナッツを欲しがっている様子に気がつきます。

そこでピーナッツをひとつあげる約束でムササビに手伝いをさせますが、手伝いのお礼に渡したのはほとんど中身がないピーナッツ

ムササビは苦情を訴えますがドナルドは聞く耳を持ちません。

ここから報酬としてちゃんとしたピーナッツをもらおうとするムササビとどうしてもピーナッツを渡したくないドナルドの戦いが始まります。

感想

今回は2匹のリスではなく1匹のムササビとドナルドのお話。

このムササビがかわいくて、このお話にしか登場しない(たぶん)のがもったいないです。

お気に入りはムササビがお菓子のおまけで保安官の格好をするところ。

おもちゃのミニチュアが本物そっくりに動いたり機能するところが夢があって楽しいです。

攻撃はチップとデールより控えめですが松ぼっくり爆弾なども披露し最後にはピーナッツをGET。手伝いの報酬として、最後までひとつのピーナッツだけを狙っていました。

115.ドナルドのグランドキャニオン旅行

別タイトル:ドナルドのグランドキャニオン・スコープ
原題:Grand Canyonscope
公開日:1954年11月23日
監督:チャールズ・A・ニコルズ

登場キャラクター

ドナルド、ガイド(J.オーデュボン・ウッドロア)、ラバ、マウンテンライオンのルーイ、観光客たち

あらすじ

グランドキャニオンへ観光にやってきたドナルド。度々ガイドに注意を受けながらも観光を満喫しています。

ところがラバに乗ったツアー中、ドナルドは自分が乗っていたラバとはぐれてしまいました。

そこでガイドがラバを探しますが、ラバだと思って引っ張り出したのはなんとライオン!

ガイドによってグランドキャニオンを壊さないように監視されている中でライオンとドナルドの追いかけっこが始まります。

感想

グランドキャニオンを舞台にした壮大な短編映画。スケールが大きくて楽しいです。

ドナルドの雨乞いダンスこだまに翻弄されるシーンが好き。

子供の頃はドナルドが乗っているのはロバだと思っていたのですが、グランドキャニオンではラバに乗るツアーがあるということなので、どうやらラバだったみたいです。

律儀にルールを守っていた追いかけっこですが最後は途方に暮れる結果に。ウッドロアがいると、ウッドロアに怒られて終わりが定石みたいですね。

あとがき

いかがでしたか?

ドナルド短編感想も残すところあと2回・・・!

次回もお楽しみに!

感想記事はこちらからも探せます↓

ドナルドダックが主演の短編映画作品シリーズを一覧にしました。邦題、公開年、共演キャラクターが一目で分かるリストです。さらに感想記事へのリンクを付けたので原題、あらすじなどはそちらをチェックしてください。映画を確認しながら随時内容を更新しています。