3月16日公開のピクサー映画「リメンバー・ミー」。
待ち焦がれるあまり日本のディズニー公式アカウントで公開されている6つ(※2018年3月8日現在)の関連動画を見尽くしてしまった方もいるのでは?
そんなあなたに向けて今回は海外の公式トレーラーをいくつかご紹介します。
日本未公開映像はもちろん、国による違いなども面白いですよ。
Contents
映画「リメンバー・ミー」トレーラーまとめ
まずは切ない日本のトレーラー
家族の秘密
「どんなに幸せな家族にも秘密がある」というナレーションで始まるトレーラー。
実はナレーションが入っていることがすでに珍しく、日本版の特徴のひとつ。
果たしてミゲルの家の秘密とは?と興味を引く構成です。
しかし、その後続くのは「音楽はダメ!」と怒るおばあちゃん、「(ひいひいおじいちゃんは)家族を捨てた男だ!」と言い放つパパ(?)、「誰も分かってくれない・・・」と打ちひしがれるミゲル。
日本語版を観た段階ではこの家族、仲が悪そうに見えませんか?(私だけ?)
死者の国はへクターがメイン
誰にも理解されずかわいそうなミゲル少年は死者の国に迷い込みます。
そこで出会ったのは青年の骸骨へクター。字幕で名前が出たのはミゲルとヘクターのみ。この2人が主人公でしょうか。
「生きている世界で忘れられると死者の国からも消える」
その後にヘクターが消えかけているような描写が入ります。10カ国分くらい動画を観ましたがこのシーンは他で見当たらず、実はレアな映像かもしれません。
生前のヘクターの写真が水溜りに濡れる場面などからも、切なさや感動が予測できます。
「トイストーリー3」のスタッフが贈る
国によって製作スタッフは変わりませんが製作スタッフの紹介の仕方は変わってきます。
私がここに注目するのはその国でどのピクサー作品が人気なのか分かる気がするから。
日本では「トイストーリー3」のスタッフとだけ紹介。
ピザプラネット(トイストーリーに登場するお店)の車が映るシーンを使用しているところからも、トイストーリーファンに焦点を当てている気がします。
アナ雪の短編を大きく宣伝
劇場同時公開は「アナと雪の女王 家族の思い出」ですが、意外にも他の国の動画では一切触れていません。CMでは言っているのかな?
ちなみに原題は「Olaf’s Frozen Adventure」。オラフがメインのようです。
・ナレーションを使いストーリーを伝える
・ミゲルとヘクターに重点を置いている
・日本版の曲と字幕を使用した切なさや感動を予感させる終わり方
・同時上映のアナ雪短編もしっかりと宣伝
本家ピクサーのトレーラーは楽しそう
基本のトレーラー映像は各国と共通しているので、ここではファイナルトレーラーをご紹介します↓
ひいおばちゃんとミゲル
日本版では家族仲が心配でしたが、このひいおばあちゃんとミゲルの微笑ましいシーンで安心しました。
そしてミゲルの台詞から映画「リメンバー・ミー」の原題「Coco」はひいおばあちゃんの名前だと分かります。
ということは、日本語版トレーラーでほぼ存在感のないこのひいおばあちゃんはタイトルになるほどの重要人物のようです。
死者の国を楽しそうに描く
ステージの上で演奏しているバンドマン骸骨や大道芸人骸骨などカラフルで楽しいシーンが多く、「日の出までに~」という重要シーンも挟まれていますが悲壮感はゼロ。
曲もリメンバーミーではなく何やらノリが良い曲が使われています。
スタッフ紹介
「トイストーリー」「ファインディングドリー」のスタッフと紹介されていました。
が、さらっと流す程度。
羽の生えたトラのような”魂のガイド”に乗ったミゲルがこの2つのロゴの手前を飛ぶのでもはやちょっと見えづらいくらいです。作ったピクサースタッフはシャイなのかも。
・普段のミゲルの様子や家族との日常を見ることができる
・明るい曲とスピーディーでカラフルな映像による楽しそうな死者の国
・「ファミリー」という言葉をたくさん使っている
・メイン以外のたくさんの登場人物を見ることができる
こちらは雰囲気あるスペイン語バージョンです↓(内容は同じ)
ダンテ多めなイギリスのトレーラー
ダンテが大活躍
日本版トレーラーでは目立たないダンテ。ミゲルと仲良しの野良犬です。
どうやら一緒に死者の国へ迷い込んでしまいミゲルと冒険をともにする様子。
イギリス版はそんなダンテに始まりダンテに終わる、まさにダンテのためのトレーラー?
要所は押さえつつも笑い所を大事に
物語に重要な「日の出までに~」などのシーンや感動の名場面と思われるシーンをテンポ良く見せていきます。
一方で笑いを取るシーンは時間をかけてひとつずつゆっくりと見せています。
これをうまく組み合わせているので、ストーリーにおける重要なシーンを見せつつも重くなりすぎず面白いシーンがいっぱいの映画という印象になっています。
ひいおばあちゃんの貴重なしゃべるシーンあり
日本版では登場せずピクサー版ではただミゲルのそばにいたひいおばあちゃん。
イギリス版でついに言葉を発しました。
一言のみですが、場合によっては泣けるシーンではないかと予想しています。
スタッフはピクサー版と同じで「トイストーリー」と「ファインディングドリー」を紹介していました。
・キャラクターの中でもダンテに重点を置いている?
・笑えるシーンに時間をたっぷりと使い面白そうな映画と印象付ける
・重要シーンをシリアスにならない程度に盛り込んでいる
風景で伝えるフランスのトレーラー
風景を見せて映画を想像させる
フランス版の特徴で印象的なのは、風景映像が多いこと。
死者の国も普通の世界も他のトレーラーにはない風景を見ることができます。
これによってキャラクターの登場やセリフは少なめになりますが世界観はかなり伝わりますね。
アクションはみせない
どのトレーラーにもあった(気がする)ミゲルが高いところから落とされるシーンや空を飛ぶシーンはありません。
ミゲルのシーンといえば走ったりギターを弾いたり遊んだり・・・。
フランス版トレーラーを見ていると、音楽の才能があるとはいえミゲルは普通の少年なんだなと改めて思います。
スタッフ紹介は多め
今まででは最多の3作品「カールじいさんの空飛ぶ家」「ウォーリー」「インサイド・ヘッド」の製作スタッフであるという紹介でした。
映画の中身の露出は少なめですがスタッフ紹介をしっかりすることで名作間違いなしと伝えているのでしょうか。
・キャラクターよりも風景や世界観に重点を置いている
・ハラハラドキドキの冒険はイメージさせない
・ピクサースタッフの過去作品はしっかりと紹介する
おまけ
ネタバレ注意!絵文字になった「リメンバー・ミー」
こちらは本家ディズニーアカウントで見つけた動画。
絵文字になったキャラクターたちが映画の物語をスマホ上で再現するシリーズです。
セリフもなく短い動画なのであらすじ程度ですが物語がラストまで全て分かります。(私はまだ見ていませんが、他の映画バージョンはそうでした。)
予習よりは復習用だと思いますが「話を知りたくてしょうがない」方はどうぞ↓
あとがき
今回は厳選した4カ国のトレーラーをご紹介しました。
同じ映画なのに国によって見せ方が違って面白いですね。
トレーラー以外にもたくさん関連動画がありますので気になる方はぜひご覧ください。(日本公式だと「『リメンバー・ミー』ダンテをご紹介!」などがオススメです)
映画「リメンバー・ミー」はもうすぐ公開!待ち遠しいです!