ピクサー短編作品、「モルデューの伝説」の紹介と感想です。
なんて悲しい話なんだ…。
基本情報
原題「The Legend of Mor’du」2012 8分
Directed (監督) by Brian Larsen(ブライアン・ラーセン)
Written(脚本) by Steve Purcell , Brian Larsen
Produced (制作) by Galyn Susman
Executive Producers Mark Andrews , John Lasseter
ピクサーアニメーションスタジオ作品。
あらすじ
魔女が語る昔話。
ある国には4人の王子がいて、王は亡くなる時に4人が力を合わせて国を治めるよう望んだ。
しかし力自慢の第一王子はこれを不満に思い、弟たちを従わせようとしたため王子たちの間に絆はなくなり戦争となってしまう。
なかなか決着がつかず、第一王子は魔女に力が10倍となる魔法を作らせるが…。
どんな作品?
「メリダとおそろしの森」のスピンオフ作品。同作品のDVD・Blu-rayでリリースされた。(日本版はMovieNEXに収録を確認)
引用元:PixarWiki
感想(ネタバレ注意)
本当にありそうな古い童話
「メリダとおそろしの森」はオリジナルストーリーなので本作もオリジナルだと思うのですが、まるでどこかで聞いたことがあるようなほど本当にありそうな童話っぽさ。
私はハリー・ポッターシリーズに出てくる「三人兄弟の物語」を思い出しました。
実際にこの話があったとしたら四人の王子が権力独占のため戦争を起こし結果国が滅んだ話にファンタジー要素で熊になる部分を足したのかなと思いますが、このお話は魔女本人が語っているしモルデューも実在するのできっと全てが(メリダの世界での)本当の話なのでしょう。
だとしたら、なんて悲しい話。
もし兄弟でそれぞれの強みを生かし力を合わせられていたら大きく立派な国となっていただろうに…。
魔女が私に語ってくれてる?
序盤は魔女がこちらに話しかけているようで、ディズニーランドのアトラクションの導入を聞いている気分になれます。楽しい。
ラストでは話しかけられていたのが私ではなく迷い込んだ男性であることが分かりますが。
語られる話は2Dで静止画が多く、魔女とのやり取りはいつもの3DCGなのでこの演出も劇中劇というか魔女に紙芝居を読んでもらっているような気分になれます。やっぱりアトラクションの導入を連想する…。
しばらくTDRに行けてないので飢えてるのかな。
メリダとおそろしの森を見返さなきゃ
「メリダとおそろしの森」にモルデューが登場することはもちろん覚えているのですが、いかんせん視聴してから随分経つので詳細を忘れてきてしまいました。
MovieNEXに収録されているくらいなので、本編の補足的物語としてセットで観るのが良いのだと思うのですが。
これは早急に本編の方を見直さなければ!ひたすら巨大で恐ろしい印象だった以前とは違う印象でモルデューのことを観られるのかもしれません。
とりあえずメリダが家族の絆を取り戻すことができる子でよかったという感想は間違い無いですね。