前回に引き続き、プルートの短編映画を3作品観ていきます!
↓前回(第3回)はこちら
↓プルートの映画一覧はこちら
プルートの短編アニメ映画10~12
10.プルートとえさどろぼう
短編映画「The Sleepwalker」より
原題:The Sleepwalker
公開日:1942年7月3日
監督:クライド・ジェロニミ
登場キャラクター
プルート、ダイナ、子犬たち
あらすじ
プルートが大好きな骨を味わいながら昼寝をしていると、それを見たダイナは空腹のあまり思わずプルートのえさ皿を引き寄せ骨を盗んでしまいます。
すぐにダイナを追い払い昼寝を再開するプルート。すると突然夢遊病にかかり、自ら大切な骨をダイナにあげてしまいました。
不思議に思いながらもプルートに骨をもらえて喜ぶダイナ。しかし目を覚ましたプルートは骨をあげた記憶が無いので、またダイナが盗んだと思い激しく怒って取り返します。
ダイナはわけが訳が分からないまま、再び夢遊病にかかったプルートが持ってきた骨を今度は埋めて隠そうとしますが…。
感想
ダックスフントのダイナ、初登場のお話です。こんなに毛色が濃かったっけ?初登場だからかな?
プルートのガールフレンドとしてはフィフィのほうが有名ですが、私が持っていたビデオにはダイナ出演のお話が多く入っていたので私の中ではダイナもしっかりヒロインとして定着しています。
何度も骨1本のために怒り狂うプルートはちょっといじわるですが、夢遊病にかかったプルートがダイナに骨をあげてしまうのは心の中で食い意地とあげたい気持ちが葛藤しているからでしょうか。
プルートが骨をあげたり怒って取り返したりするわけの分からなさ(ダイナ視点)がこの作品の面白いところ。
途中まではプルートにも共感しながら観ていたのですが、ラスト近くで小屋の中がみえたときには「さすがに食い意地はりすぎ!」と笑わずにはいられませんでした。
ダイナの長い体をいかしたアクションも楽しいし、追いかけっこはゲートボール?クロッケー?の道具があるシーンがお気に入り。
子犬たちが顔を出すシーンは毎回効果音が付いてそれはもうかわいいので是非注目してほしいです。
11.プルートとブル公
短編映画「T-Bone for Two」より
原題:T-Bone for Two
公開日:1942年8月14日
監督:クライド・ジェロニミ
登場キャラクター
プルート、ブッチ
あらすじ
においをたどり、大好きな骨を見つけたプルート。しかし、ブッチに睨まれあえなく骨を取られてしまいます。
そこでプルートは頭を使いもっと大きな骨を持っているようにみせかけることに。作戦は見事に成功し、ブッチが持っていた骨を手に入れます。
騙されたことに気が付き追いかけるブッチをかわし、JUNK(廃品置き場?)に逃げこんだプルートは得意顔。
すっかり安心して骨を味わおうとしていると、落ちていたクラクションの上に座ってしまい大きな音が鳴り響きます。さらにはクラクションの中に大事な骨が吸い込まれてしまい…。
感想
プルートと、ライバルや悪役でお馴染みブルドッグのブッチとの骨の取り合いのお話です。初視聴!
食べ物のこととなると遺憾なく力を発揮するプルート。中でも最初にブッチから骨を奪うところには感心してしまいました。
そして本作の主役ともいえる活躍を見せるクラクションがとにかく楽しい!クラクション1つで繰り広げられるネタの豊富さに驚きました。
骨が目の前に突然あらわれては消えたりを繰り返すシーンやブッチが風船のようになるシーンなど、いかにもカートゥーンらしいハチャメチャ感が楽しかったです。
冒頭の笛のような丸太も何気ないシーンですがプルートがかわいくて気に入っています。
12.プルートの動物園
短編映画「Pluto at the Zoo」より
原題:Pluto at the Zoo
公開日:1942年11月20日
監督:クライド・ジェロニミ
登場キャラクター
プルート、動物園の動物たち(ライオン、トラ、カンガルー親子、ゴリラ、ワニ、ダチョウ、キリン、クジャク)
あらすじ
小さな骨をくわえて嬉しそうに歩いていたプルートは、動物園のライオンの檻の中に自分のものより何倍も大きな骨があるのをみかけます。
そこでプルートは持っていた骨を捨て、眠っているライオンに気づかれないように檻に入り大きな骨を盗むことに。
危機一髪のところで骨を手に入れたプルートでしたが、迷い込んだのはカンガルーの檻の中。いたずら好きな子カンガルーに翻弄されてしまいます。
その後も様々な動物の檻に入ってしまうプルート。はたして無事に動物園から出ることができるのでしょうか?
感想
いろいろな動物とプルートとのやりとりが楽しい作品。何度も観た記憶が蘇りました。
大きな骨をくわえているせいで檻から出られなくなるシーンは、すごく犬っぽい。プルートらしいアクションでかわいいです。
また動物園にいるどの動物たちもディズニーらしい個性で期待通りのアクションを見せてくれます。
私はゴリラとプルートのシーンがお気に入り。プルートはひたすらされるがままですが、好奇心いっぱいのゴリラは観ていて飽きません。
オチも定番な形でまとまり、王道好きの私は大満足です!
あとがき
いかがでしたか?
今回は骨、骨、さらに骨!の3作品でしたね。骨への執念からプルートの真価が発揮されるみたいです。
次回も骨がでてくるのかな?お楽しみに!
↓プルートの短編リストはこちら。感想記事もここから探せます♪
↓他キャラクターはこちら