ハリウッドの大スター、ドナルド・ダック。
短編映画の中であらゆるものと戦っている彼ですが、睡眠妨害との戦いも多いんです。
芸風?的にもストレスがたまってそう・・・。
夢の中の物語が多いミッキーと比べて、もはや眠れない物語専門のドナルド。
映画の中とはいえ、ゆっくり眠らせてあげたいものです。
今回はそんな眠れないドナルドの映画5作品を年代順にご紹介します。
Contents
眠れないドナルドの短編映画
ドナルドの昼寝騒動(1938)
別タイトル「ドナルドの昼寝」
出演:ドナルド、ラジオ、ハエ、イモムシ、ニワトリ、キツツキ
あらすじ
ハンモックに揺られながらレモネードを飲んでご機嫌のドナルド。
ラジオからは感情をコントロールする方法(怒りを抑える方法)についての放送が流れています。
そのまま気分よくお昼寝に入ろうとするドナルドですが、もちろん色々な邪魔が入ります。
果たしてドナルドは最後まで怒らずにお昼寝を続けられるのでしょうか?
水浴びならぬレモネード浴びするキツツキに昔憧れていました。(実際にやったらベトベトになりそうですが)
ドタバタで楽しいのですが一回心が折れたドナルドがさすがにかわいそう・・・。
ドナルドのめざまし時計(1941)
出演:ドナルド、めざまし時計、ベッド
あらすじ
一日を終えて疲れた様子のドナルド。時間はなんと午前二時。
一刻も早く眠りにつきたいのに、めざまし時計の秒針が進む音が気になってなかなか眠れません。
それが解決したかと思えば、今度は収納式ベッドが言うことを聞かず・・・。
寝る体勢や時計との戦いでドナルドのかわいいおしりが際立ちます。
ベッドとの戦いが終わった後からラストにかけてはホラー展開。
ドナルドの夢遊病(1947)
※終始寝てはいるのですが、”普通に”眠れてはいないので入れました。
出演:ドナルド、デイジー、動物園の動物たち
あらすじ
ぐっすり眠るドナルド。突然起き上がり歩き始めましたが、どうやら夢遊病のよう。
そのままデイジーの家まで来てしまいます。
夢遊病のドナルドとのデートに付き合ってあげるデイジー。
ドナルドを起こさず、安全に誘導して、家のベッドに戻すことができるのでしょうか。
ほかのデイジー出演作品と比べても彼女のやさしさが際立ちます。
穏やかでロマンチストなドナルド(寝ているから)も貴重です。
ドナルドの野宿はつらいよ(1947)
別タイトル「ドナルドの自動車旅行」
出演:ドナルド、車、岩や木、魚、モーテルの主人
あらすじ
長距離ドライブ中のドナルド。眠るために訪れたモーテルの料金に不満の様子。
仕方なく野宿をすることにしますが、マットレスに空気を入れるところから悪戦苦闘。
やっぱりそう簡単には寝ることができません・・・。
印象的なのは岩との戦いのラストと、マットレスの変型具合でしょうか。
子供の頃のお気に入り作品のひとつ。ラストも一応幸せそうなところが好きです。
ドナルドの神経衰弱(1948)
別タイトル「ドナルドの”もう、眠らせて”」
出演:ドナルド、バスの運転手、ネオンサイン、蛇口
あらすじ
夜、バスに乗って帰るドナルド。運転手さんに起こされてなんとか帰宅します。
ベッドに入るものの、外のネオンサインや蛇口から漏れる水滴に邪魔をされてなかなか眠れません。
水滴の音が気にならないようにドナルドが考えた方法とは・・・?
疲れている表情が一番リアル。タイトルの悲痛さからも病んでいる感じが伝わります。
夜遅くにバスで帰宅し外の明るさで悩まされ、なんだか昔のカートゥーンなのに現代社会のようです。
番外編
ドナルドが眠れないことがメインではないお話です。
ドナルドのトロンボーン騒動(1944)
出演:ドナルド、ピート、ジュピター(ドナルド似)、ヴァルカン(ドナルド似)
あらすじ
夜ごとに鳴り響くトロンボーンの音色(しかも下手)。演奏しているのはピート。
隣に住むドナルドは眠ることができず、苦情を伝えますがもちろん通りません。
同じく騒音に悩む神様たちは、ドナルドにパワーを授けてピートにトロンボーンを止めさせることにします。
突然神の力を持ったドナルドはすっかり強気に。
果たしてトロンボーンを止めさせるだけで済むのでしょうか?
ちょっと珍しいピートとドナルドの対決。
いつもやられっぱなしのドナルドを見ていられないファンはこの作品ならスカッとするかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
ドナルドも色々と大変そうですね。
年代順で見ると初期は怒りが強かったのにだんだんと疲れが勝っている印象。
ディズニーリゾートで彼に会ったらいたわってあげてくださいね。