短編映画を観て感想を述べるシリーズ。
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今回はドナルドダックの短編映画、76作目から80作目までです。
ドナルドの短編映画76~80
76.ドナルドの裁判ざた
原題:The Trial of Donald Duck
公開日:1948年7月30日
監督:ジャック・キング
登場キャラクター
ドナルド、ピエール、裁判長、弁護人
あらすじ
被告人ドナルドダックの裁判が始まりドナルドの弁護人が事の顛末を語りだしますーー。
それはある日、ドナルドが雨宿りに立ち寄ったレストランでのこと。
ドナルドはコーヒーを注文しますが出てきた量の少なさに憤慨し自分で持ち込んだランチを店内で食べはじめます。
それを見たウエイターのムッシュピエールはドナルドが持ち込んだ食べ物を勘定に足して請求し、ドナルドが泣いて謝っても聞き入れなかったのです。
ーー果たしてこの裁判の行方は?どのような判決が下るのでしょうか。
感想
ドナルドが訴えられた裁判のお話。入りは子供には小難しいかも。
冒頭では公園でハトと仲良くしている珍しく穏やかなドナルドが見られます。椅子に座ったときの足がかわいい。
また役者であることを生かした法廷での泣きの演技?や清廉潔白の顔も見所です。
ラストではドナルドに罰則が下されますが、ピエールがちょっとかわいそう。
77.みつばちの総攻撃
別タイトル:ドナルドの総攻撃
原題:Inferior Decorator
公開日:1948年8月27日
監督:ジャック・ハンナ
登場キャラクター
ドナルド、みつばちのスパイク、ほかのハチたち
あらすじ
ドナルドが家で花柄の壁紙を貼っているとみつばちのスパイクがそれを見て本物の花だと勘違い。壁紙の花から蜜を集めようとします。
ドナルドはそんなスパイクをからかっていましたが、スパイクと壁紙を引っ張り合った末に壁紙ごと両手が天井に張り付き身動きが取れない状態に。
ここからドナルドのお尻を刺そうとするスパイクと防戦一方のドナルドの攻防戦が始まります。
感想
ハチのスパイクは今後もドナルドの短編映画で活躍するキャラクター化されたハチ。この作品が初登場回です。
美しい音楽が好きなのでドナルドの歌声にはご不満の様子。そしていつもドナルドのお尻を刺そうと狙います。やっぱりハチからみてもドナルドのお尻は魅力的なのでしょうか。刺しやすいのかな?
一方ずいぶんかわいらしい壁紙を貼っているドナルド。壁紙の裏に隠れてお尻だけでているシーンがかわいすぎます。
オチは自業自得ですがハチの話故に痛そうで恐ろしい・・・!
78.ドナルドのスープ騒動
原題:Soup’s On
公開日:1948年10月15日
監督:ジャック・ハンナ
登場キャラクター
ドナルド、ヒューイ、デューイ、ルーイ
あらすじ
食事の支度をしたドナルドが外で遊んでいた甥っ子たちを呼ぶと三人は泥だらけ。
その後何度もドナルドの言いつけを守らず食事をしようとする三人を追いかけ外に出たドナルドは足をすべらせ崖から落ちてしまいます。
これを見た甥っ子たちはドナルドに自分が岩の下敷きになったと思い込ませ、三人だけで食事にありつくことに。
気がつくと天使の格好をしていたドナルドはすっかりその気になっていましたが・・・。
感想
ちゃんと甥っ子たちの面倒をみようとするもののおちょくられるドナルドおじさんのお話。
甥っ子たちが列車、ドナルドが踏み切りなどにある警報機のようになるシーンが好きです。
それにしてもすぐにばれる盛大な嘘を付く甥っ子たちの度胸のすごさには感心させられます。ばれた後のことよりもご馳走が食べたくてしょうがないのでしょうね。
ラストは天使となったドナルドをいかしたオチで面白いです。
79.リスの朝ごはん
原題:Three for Breakfast
公開日:1948年11月5日
監督:ジャック・ハンナ
登場キャラクター
ドナルド、チップ、デール
あらすじ
ドナルドの家の煙突にナッツを溜め込み暮らしているチップとデール。
そこへ煙突から漂うホットケーキの香り。二匹は何枚かいただくことに。
ドナルドはリスたちがホットケーキを盗んでいることに気づきホットケーキに似たゴムを仕掛けて二匹を翻弄します。
その後ホットケーキ争奪戦の舞台は台所から屋根の上へ・・・。
感想
デールの鼻は赤になりましたが、今よりもほっぺがややぷっくりのリスたち。
トースターのなかに隠れてチンッと飛び出てくる2匹がかわいいです。熱そうだけど。
ドナルドはやっぱりちゃんとコック帽をかぶって料理。ホットケーキにたっぷりバターとシロップがすごくおいしそう・・・。
ラストの音楽がなんだか耳に残ります。
80.ドナルドとアリの王国
別タイトル:ドナルドのアリの王国
原題:Tea for Two Hundred
公開日:1948年12月24日
監督:ジャック・ハンナ
登場キャラクター
ドナルド、アリたち
あらすじ
渓谷でごちそうを広げピクニックをしていたドナルドはアリの行列をみつけ最後尾の一匹をからかって遊びます。
からかわれていたことに気づいたアリはその場にあったたくさんのドナルドのごちそうに目をつけ仲間のアリたちを招集。
アリたちはチームワークとパワーを生かして次々とドナルドのご馳走を巣の中へと持ち帰ります。
果たしてドナルドはこのアリたちに対抗できるのでしょうか?
感想
アリの話もいくつかありますがその中のひとつ、原住民風のアリたちです。
ドナルドにいたずらされても頑張って仕事をする最後尾のアリは応援したくなります。
アリが小さすぎて(運んでいる食べ物が大きすぎて?)まるで食べ物がひとりでに動いているように見えるのが楽しい。ドナルドまで運ばれたり。
引きでいっぱいいるところが映るとアリ感が増すので虫が苦手な人はご注意を。
あとがき
いかがでしたか?
今回は今後のシリーズでも活躍する虫たちが登場し始めました。
次回お楽しみに!
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