第7回となる今回はミッキー短編映画シリーズの31~35作目。
前回(第6回)はこちら↓
子供の頃に観ていた方も今はまっている方もまだ観たことがない方も、是非一緒に懐かしんだり楽しんだり、まだ知らない映画に出会いましょう♪
ミッキーの短編アニメ映画31~35
31.ミッキーとミニーの音楽隊
短編映画「Blue Rhythm」より
別タイトル:ミッキーの動物音楽隊
原題:Blue Rhythm
公開日:1931年8月18日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、ホーレス、クララベル、仲間たち
あらすじ
舞台の幕が上がりミッキーがピアノでブルースを演奏しています。
そこへミニーが登場し演奏にあわせて歌を披露。お次は2人の息ぴったりのダンスです。
その後はホーレスやクララベル、プルートなどお馴染みの仲間たちがミッキーの指揮に合わせて楽器を演奏。
バンド演奏はミッキーのソロをはさみクライマックスを迎えます。
感想
ミッキーと仲間たちによる楽しい音楽演奏を鑑賞する作品。
今回はブルースということでいつもとはまた違った雰囲気で素敵です。ミニーちゃんの感情のこもった力強い歌声にも注目。
プルートが手袋をしてトロンボーンを演奏しているところも珍しいですね。
まず思ったのが、東京ディズニーシーの「ビッグバンドビート」を観ているような気分になれるということ。ビッグバンドビートが好きな方には是非観てほしいです。
32.ミッキーの釣り名人
短編映画「Fishin’ Around」より
別タイトル:ミッキーの太公望
原題:Fishin’ Around
公開日:1931年9月14日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、プルート、魚、警官
あらすじ
手漕ぎボートに乗って魚釣りにやってきたミッキーとプルート。
ミッキーはボートにぶつかった魚釣り禁止の看板を沈め、そこで釣りを始めてしまいます。
魚は釣れるどころか、餌だけとられたり遊ばれたり逃げられたりと散々な結果。しかしミッキーは逃げられていることにも気づかずプルートと協力してたくさん釣っているつもり。
そこへ警官がやってきて魚釣りをしているところを見られてしまい・・・。
感想
魚釣り禁止エリアを無視してさらにはおじいちゃん警官に舌を出す、今ではみられないようなやんちゃすぎるミッキーのお話。
冒頭では2人が水面に映っていたり、ボートが揺れているシーンでは下で揺らぐ水が細かく描かれていたりとちょっとした水面の描写が楽しいです。
釣っては逃げられのループやプルートが水の中をまるで陸地のように歩いて回るシーンが面白くて好き。
少し前に空とぶプルートに乗って逃げるお話がありましたが、今回もプルートの活躍で敵(警官ですけど)から逃げることができます。何度も飼い主を救っているのですね。
33.ミッキーのアナウンサー
短編映画「The Barnyard Broadcast」より
原題:The Barnyard Broadcast
公開日:1931年10月19日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、ホーレス、クララベル、猫たち
あらすじ
ラジオ番組のアナウンスを務めるミッキー。放送は納屋から発信されていてミニーたちが生演奏をしています。
仲間たちは放送を聞いて体を揺らしたりダンスを踊ったり。プルートもミッキーの声が聞こえるラジオ放送に夢中です。
しかし、ミニーがハープを演奏しているときに納屋へ猫の親子が入ってきてしまいます。
ラジオ放送に猫の鳴き声が入ってしまうのでミッキーはなんとか追い払おうとしますが・・・。
感想
小さな猫たちに翻弄されるミッキーのお話。
子猫たちが靴に入ってやって来てタップを踏んだり、楽器の中に隠れたり、機材で遊んでみたりとかわいらしいです。それがラジオ放送中でなければ良かったのですが・・・。
いつも打楽器担当のホーレスがミュージックソー(のこぎりを弓で演奏する)を披露するシーンも。そんな特技もあったのね。
猫のせいというかミッキーのせいで楽器はめちゃくちゃになりますが、それでも演奏を続けるミニー、ホーレス、クララベルのプロ根性がいつもながらにすばらしいです。
34.ミッキーの浜辺騒動
短編映画「The Beach Party」より
別タイトル:ミッキーのビーチパーティー
原題:The Beach Party
公開日:1931年11月5日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、ホーレス、クララベル、たこ
あらすじ
ビーチへ遊びにやってきたミッキーと仲間たち。
それぞれが思い思いにビーチを楽しんでいるうちに、食事の時間がやってきました。
プルートはミッキーに食べ物をなげてもらっていたのですが、ソーセージだと思ってくわえてきたのはなんと巨大なたこの足。
怒ったたこがプルートを捕まえてしまい、ミッキーたちはたこをやっつけようとしますが・・・。
感想
キャラクターたちの個性が楽しめる作品。ビーチでの楽しみ方、食事の仕方、タコとの戦い方などがみんな違って面白いです。
ミッキーとミニーの登場シーンはなんだかおしゃれでかわいいのでお気に入り。
なんといってもごはんを食べるシーンが面白いです。ディズニーではお馴染みのとうもろこしのタイプライター食いも登場。もしかしてこの作品が初めて?
ミッキーとミニーがメインという作品が多い中、ひとりひとりのキャラクターに見せ場があるのでホーレスやクララベルが好きな人は要チェックです。
35.ミッキーの植木屋
短編映画「Mickey Cuts Up」より
原題:Mickey Cuts Up
公開日:1931年12月2日
監督:バート・ジレット
登場キャラクター
ミッキー、ミニー、プルート、猫、鳥
あらすじ
庭の手入れをしているミッキー。プルートに芝刈り機を引かせながら植木を剪定しています。
同じく庭の手入れをしているミニーが小鳥のさえずりに合わせ口笛を吹いているのをみたミッキーは、小鳥のふりをしてミニーとの口笛を楽しむことに。
ミニーに気付かれてしまった後は2人でハーモニカのデュエットをはじめます。
しかしそれと同じ頃、鳥を狙っていた猫がプルートに遭遇。芝刈り機を引っ張ったまま猫を追いかけるプルートのせいで庭はめちゃくちゃに・・・。
感想
気が遠くなるほど広大な庭を手入れするミッキーとミニーのお話。ミッキーが床屋さんのように植木を剪定するシーンが楽しいです。
ミニーがメリーポピンズのように小鳥と歌う(口笛を吹く)シーンもヒロインらしくて素敵。
ミッキーがミニーのハーモニカを突然真っ二つに折るところには驚きますが、2人で吹くためだったので一安心。
ミッキーが何度も水をかけられたり、芝刈り機が引き起こす災難の数々が面白いです。
あとがき
いかがでしたか?
作品が増えるたびに新しい特技や一面を見せてくれるキャラクターたちが楽しい!
次回もお楽しみに♪
感想記事の一覧はこちら↓