「アントマン&ワスプ」(2D字幕版)を観ました!
私はマーベル作品をあまり観ていないのですが、ミニチュア好きのため(虫嫌いだけど)”1.5センチのヒーロー”というのが気になり前作を鑑賞。
他のマーベルシリーズを知らなくても楽しめる作品だったので、(あいかわらず他の作品をほぼ観ていないまま)続編である本作を楽しみにしていました。
前作を超えるアクションシーンやハラハラする展開もありつつ、全体に流れるゆるい雰囲気がヒーローもの初心者にも見やすく楽しめましたよ♪
Contents
基本情報
アメリカでは2018年7月6日、日本では同年8月31日公開。
マーベルスタジオ製作。2015年公開の映画「アントマン」の続編です。
「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズとしては第20作品目。
あらすじ
頼りなさすぎるヒーロー<アントマン>と、完璧すぎるヒロイン<ワスプ>──ふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女<ゴースト>が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!? さらに、金目当ての武器ディーラーの襲撃や、アントマンを監視するFBIの追跡も巻き込み、人や車、ビルなど全てのサイズが変幻自在に変わる“何でもアリ”の大騒動に! ユニークなパワーと微妙なチームワークで、アントマンとワスプは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか?
引用元 「アントマン&ワスプ」作品情報
あくまで私の場合ですが、あらすじから想像したストーリーと本編はだいぶ印象が違いました。
スタッフ
監督 ペイトン・リード
製作 ケヴィン・ファイギ
前作「アントマン」と同じ監督です。「イエスマン “YES”は人生のパスワード」と同じ監督なんですね。あれも面白かった気がする。
脚本はほぼ違うスタッフになっているようですが、どちらもポール・ラッド(主役のスコット・ラング/アントマン役の役者さん)が参加しているようです。
感想
※一部の情報はネタバレになると思いますのでご注意ください。
仲良し家族や仲間にほっこり
冒頭で娘キャシーと父スコットが遊ぶシーン。もう、大好き!あんなの楽しくないわけがないと思う。見ているだけでわくわくします。
前作では家族のギスギスっぷりに心が痛かったのですが、本作では元奥さんともその旦那さんとも仲良くなっているようで、もうこれだけで満たされた気持ちでした。
そして悪事から足を洗ったあの仲間たちとも交流が続いています。彼らは今回もこの映画のゆるい雰囲気作りにかなり貢献していました。
私はバーバ・ヤーガ推しの人がお気に入り。
前作以上に頑張るアリさんたち
前作でも大活躍だったアリ。
博士はいつの間にかアリを拡大して(立ち上がったら人くらいになりそうなサイズ)使うことを覚えたらしいです。これは便利。
アリたちも、何かを運んだりアリ同士くっついて足場になるといういかにもアリらしい仕事から装置の組み立てや身代わりを務めるほどに進化・・・!さらに便利!
虫嫌いなはずなのに、表情もないアリたちに愛嬌を感じるから不思議です。
ところで、本作でもアントマンがいくつかのアリに”アント”にちなんだ名前を付けます。これが面白くて好きなのですが、名付けられた子がやられると残念度が増すので辛くもあります。なんというジレンマ。
アントマン、サイズの種類が増えすぎ!
いつもの1.5センチの他に、拡大、超拡大、やや縮小など。(勝手に名付けた)
やや縮小の子供サイズをワスプがからかっているのがなんとも微笑ましかったです。
スーツの調子が悪いという致命的なステータスと度々のミスのおかげで、ワスプのかっこよさを際立たせている主人公。映画を深刻にしすぎないちょうどいいバランスを保っていました。
それにしても巨大化が思いのほか多くて、結局大きくなった方が使い勝手が良いといいださないか心配です。
私の中で彼の一番の見せ場はあの別人格が入るところ。ほんとに違う人みたいに見えてびっくりしました。(アントマンじゃなくて役者さんの見せ場ですね)
拡大/縮小。こう使ったら面白いな、が詰まってる!
キャリーケースのように持ち運べてリモコン1つで元のサイズに戻る研究室、ホイール型ケースの中に入ったミニカーコレクションのような本物の車たち、サイズを巧みに変えて敵の車を翻弄するカーアクション・・・。
本人たちが小さくなるのに加えて本作では物を大小させる使い方やアクションが増えていて、楽しさも倍増です!
特にワスプは上手にこれを使いこなしていて爽快♪まさか敵も調味料入れやペッツ(キティちゃんの)にやられるとは思っていなかったでしょう。
ちなみに考察好きの方には怒られるかもしれませんが、私はこういうの、深く考えないようにします。(小さくなった車は大きいときよりスピードが遅くならないのかとか、ゴーストは足が床に埋まったりしないのかとか・・・)
頭が良ければパパっと解明するのかもしれませんが、考え出すと爽快感が損なわれそうで・・・。
まるで子供がおもちゃを取り合っているみたい?
あらすじを読んだ私は、悪者(ゴースト)がハンクの発明を利用して世界征服を企み、アントマンが「かわいい娘のためにもこの世界は俺が守る!」と阻止する・・・ような話だと思っていました。
で、本編を観てみると実際ゴーストとラボを奪い合うことになるのですが、ほしい理由は全然世界征服じゃなかった。詳細は一応伏せますが、要はちょっと使わせてほしいと。
一方博士やホープは、ある目的のために急いでこれを使いたい。
さらにこの争奪戦にはソニー・バーチ一味が乱入するのですが、彼らはお金儲けがしたい。
この凄まじい技術を前に巻き起こる、1回使いたい人たちとお金儲けしたい人たちの三つ巴の争奪戦。
だんだんちっちゃなラボ(リモコン付)を取り合う様子が「私が先に使うの!」「私も使いたいの!」「僕それほしい!」と子供がおもちゃを取り合っているように見えてくるような。使いたい理由はそれぞれ深刻なはずなのに、ちょっとのほほんとしてしまいました。
街を、地球を、宇宙を守る話も好きですが、こういうのも面白いですね。
これが「マーベル・シネマティック・ユニバース」・・・!
予習として前作「アントマン」をもう一度観てから本作を観にいった私。しかし、本作は前作のあとになんやかんやあった後のお話です。
このなんやかんやの部分はだんだん”スコット(アントマン)がキャプテンアメリカとなにかをやらかしてハンク・ピム博士やホープの怒りを買っている?”ということが分かっていきます。
キャプテンアメリカとは、ほかのマーベルヒーローですね。(その程度の知識)
実はマーベルヒーローたちは世界観が統一されているので、一緒に戦ったり共演したりし放題。これが「マーベル・シネマティック・ユニバース」。
つまり、本作では”以前キャプテンアメリカが出演しているほかの映画にアントマンが出演して、一緒になにかやったんだよ”ということがほのめかされているのです。
その作品を観ていなくても特に問題なく本作を楽しめたのですが、他の映画で描かれているとなればやっぱり気になるもの。まんまと観たくなってしまいました。
こうやって芋づる式に全部観ることになるのね!よくできた仕組みです。
↓ちなみに私が調べた限りアントマンがキャプテンアメリカに初めて会ったのがこの作品らしいので、この映画を観ればいいみたい。
ミシェル・ファイファー出演に歓喜!
これ自体がある意味ネタバレ?まあ公式の相関図に載っているので大丈夫でしょう。
登場したときは「誰だろうこの美女・・・」という感じだったのですが、名前を見てはっと気がつきました。映画「バットマン リターンズ」のキャットウーマンじゃないですか!
アメコミヒーローに疎い私が唯一子供の頃気に入って何度も観ていた映画、そして一番のお気に入りヒロイン♪今でもこんなにお美しいのですね。
たまたま最近見始めたヒーローもので子供の頃唯一知っていたヒロイン(しかもマーベルじゃない)の思い出が蘇るとは思ってもいなかったので、一人で嬉しくなってしまいました!
いやもうこれは、アメコミヒーロー映画を色々見始めちゃおうかな!
あとがき
敵、味方関係なくどのキャラクターも愛嬌があって魅力的!かるーいノリで観ることができる楽しい映画でした。
「マーベル映画に興味はあるけどどれから観ていいのか分からない」という方、私も同じ状態でしたが、この「アントマン」シリーズから観るのも悪くなさそうですよ♪
↓最後に、まだマーベルリストがないので最近のディズニー映画リストを。ごちゃまぜなのでマーベル作品だけを探すのは大変ですが・・・。